血清から骨吸収を特異的かつ迅速に検出 TRAP活性測定キット

TRAP™ Assayキットは破骨細胞由来の活性化したTRAP5bを特異的に測定することができます（非活性なTRAPやフラグメントなどは検出しません）。

骨を吸収する破骨細胞と活性化マクロファージにより、大量の酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ（TRAcP）が発現します¹。血液中にはTRAcP 5aとTRAcP 5b2という2つの形態のTRAcPが循環しています²。TRAcP 5b は破骨細胞に由来し、TRAcP 5a は炎症性マクロファージに由来します^3-4。破骨細胞は、TRAcP 5b を活性酵素として血液循環に分泌します。この酵素は、血液循環から除去される前に不活性化され、フラグメントに分解されます。したがって、TRAcP 5b の活性は、腎不全または肝不全では血液循環に蓄積されません^5-6。血清 TRAcP 5b の日内変動は低く、TRAcP 5b のレベルは摂食の影響を受けないため、1 日中いつでもサンプルを採取することができます⁶。最近の研究では、分泌されたTRAcP 5bは破骨細胞の活性ではなく数を示すことが示されています^7-10。

※最新・詳細なプロトコールにつきましては、必ずデータシートをご参照ください。

1. 100µLの抗ラットTRAP抗体を抗体コーティングプレートの適切なウェルにピペットで入れる。
2. プレートをプレートシールで覆い、マイクロタイタープレートミキサー (950 rpm) で振盪させながら20〜24℃で1時間インキュベートする。
3. Wash Bufferで4回洗浄する。
4. 各キャリブレーターまたはコントロールを100µLずつ、抗体コーティングプレートの適切なウェルにピペットで入れる。
5. 25µLのサンプルと75µLの0.9% NaClを抗体コーティングプレートの適切なウェルにピペットで入れる。
6. 各ウェルに50µLのReleasing 試薬をピペットで入れる。
7. プレートをプレートシールで覆い、マイクロタイタープレートミキサー (950 rpm) で振盪させながら20〜24℃で1時間インキュベートする。
8. Wash Bufferで4回洗浄する。
9. 各ウェルに100µLの基質溶液をピペットで入れる。
10. プレートをプレートシールで覆い、暗所で37℃で1時間インキュベートする。
11. 各ウェルに25µLのStop溶液をピペットで入れる。
12. 30分以内に405 nmの吸光度を測定し、結果を計算する。

※最新・詳細なプロトコールにつきましては、必ずデータシートをご参照ください。

1. 抗体コーティングプレートの適切なウェルに、キャリブレーターとコントロールを100µLずつピペットで入れる。
2. 25µLのサンプルと75µLのサンプル希釈液を抗体コーティングプレートの適切なウェルにピペットで入れる。
3. 各ウェルに25µLのReleasing 試薬をピペットで入れる。
4. マイクロタイタープレートミキサー　(900 rpm) で振盪させながら18〜24℃で1時間、インキュベートする。
5. Wash Bufferで4回洗浄する。
6. 各ウェルに100µLの基質溶液をピペットで入れる。
7. プレートをプレートシールで覆い、37℃で2時間インキュベートする。
8. 各ウェルに100µLのStop溶液をピペットで入れる。
9. 30分以内に405 nm（reference 650 nm）で吸光度を測定し、結果を計算する。

※  表示価格について