コラーゲンベースの細胞収縮アッセイでは、in vitro での細胞収縮活性を評価し、収縮介在物質をスクリーニングする簡単な系を提供しています。本キットには、24ウェルプレートで24アッセイを実行するのに十分な量が提供されています。このキットは、3次元コラーゲンマトリックス中で細胞培養に使用することも可能です。
背景
創傷治癒は上皮化、結合組織の堆積、収縮の3つの過程で構成されています。収縮過程は、筋線維芽細胞と呼ばれる固有の線維芽細胞によって媒介されていると考えられています。3次元のコラーゲンゲルは、線維芽細胞の収縮研究に広く使われています。
本キットでは二段階コラーゲン収縮モデルを採用し、機械的負荷をもたらす接着マトリックス収縮の初期とそれに引き続くマトリックスの遊離を組み合わせています。その結果として機械的負荷やストレスがなくなることで収縮が起こります。
3次元コラーゲンマトリックスは、インテグリンシグナル、細胞アポトーシスや細胞骨格の再構築に関する研究においても使用されています。3次元のマトリックス接着は、3次元細胞マトリックスの相互作用において、より生物学的に関連性のある評価が行えます。
特長
- コラーゲンゲルサイズの変化を測定するために 3D コラーゲンマトリックスを使用
- 細胞収縮の評価、細胞収縮メディエーターのスクリーニングに最適
- 細胞収縮阻害剤を添付
構成内容
- コラーゲン溶液(滅菌済みウシタイプIコラーゲン)
- 中和溶液
- 5×DMEM 培地
- 5×PBS
- 100×細胞収縮阻害剤
アッセイ原理
図1 アッセイ原理
使用例
図2 実験例
BDM(2,3- ブタンジオンモノキシムin DMSO)による収縮阻害
コラーゲンベース細胞収縮アッセイ
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Collagen-based Cell Contraction Assay![]() |
CBL | CBA-201 | 1 KIT [24 assays] |
¥149,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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