Fast EvaGreen® Master Mixは、定量リアルタイムPCR(qPCR)と高解像度融解曲線分析(high-resolution melt curve analysis:HRM)の両方でお使いいただけます。
EvaGreen®の吸収及び発光スペクトルはSYBR® GreenやFAMと類似していますので同じ設定でお使いいただけます。

シングルチューブでFast qPCRとHRMの両方に使えるマスターミックス Fast EvaGreen® Master Mixes
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特長
- PCR 阻害が非常に小さい:SYBR® Green I とは異なり、PCR阻害が非常に小さい。
- 蛍光シグナルが高い:EvaGreen® は濃度が比較的高いため、SYBR® Green I よりも非常に強い PCRシグナルを得ることができます。また色素再分布 (dye redistribution) のような問題も排除できるので マルチプレックスPCR や高解像度融解曲線分析 (high-resolution melt curve analysis:HRM) に適しています。この技術は遺伝子型解析やヘテロ二本鎖検出によく用いられています。EvaGreen® を使ったqPCR は Fast PCRプロトコールもご利用いただけます。
- 非常に安定:室温状態でPCR操作をしても分解されることはありません。バッファー中の色素は室温も しくは冷蔵庫で安定して保存ができます。また凍結融解を繰り返しても安定しています。一方で SYBR® Green I は不安定であることが知られており、分解された色素はPCR 阻害をさらに引き起こしてしまいます。
- 安全:EvaGreen® は細胞膜不浸透性なので SYBR® Green I よりも安全な色素です (図3)。
EvaGreen® 色素のデータ
図1 PBSバッファー中の二本鎖DNA における EvaGreen® の発光、励起スペクトラム
図2 EvaGreen® とSYBR® Green I の安定性比較
図 3 HeLa細胞を SYBR® Green I (1.2μM、左) もしくは EvaGreen® (1.2μM、右) のいずれかで 37℃でインキュベートしたのち蛍光顕微鏡で観察した。EvaGreen® で30分間インキュベートしたものでは細胞染色が見られなかった。これはEvaGreen® が細胞膜を通過しなかったことを示している。しかし、 SYBR® Green I では30分後、SYBR® Green I は細胞核を濃緑色 (左) に染色した。
構成内容
- EvaGreen® dye
- dNTP
- Cheetah™ ホットスタートTaqポリメラーゼ
- バッファー
Fast EvaGreen® Master Mixes
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Fast EvaGreen(R) Master Mix for qPCR![]() |
BTI | 31003 | 2*1 ML [200 rxn] |
¥45,000 |
Fast EvaGreen(R) Master Mix for qPCR![]() |
BTI | 31003-1 | 5*1 ML [500 rxn] |
¥100,000 |
Fast EvaGreen(R) Master Mix for qPCR![]() |
BTI | 31003-2 | 50*1 ML [5000 rxn] |
お問い合わせ |
Fast EvaGreen(R) Master Mix for qPCR, trial size![]() |
BTI | 31003-T | 1 ML [100 rxn] |
¥22,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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