Applied Biological Materials社のヘルパーフリー アデノ随伴ウイルス(AAV)システムは、ヒト/マウス/ラット遺伝子を組み込んだプリメイドAAVベクターとパッケージング済みAAV粒子を幅広く取り揃えており、プロモーターおよび蛍光レポーター(ルシフェラーゼ/GFP)をお選びいただけます。
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Applied Biological Materials社のヘルパーフリー アデノ随伴ウイルス(AAV)システムは、ヒト/マウス/ラット遺伝子を組み込んだプリメイドAAVベクターとパッケージング済みAAV粒子を幅広く取り揃えており、プロモーターおよび蛍光レポーター(ルシフェラーゼ/GFP)をお選びいただけます。
組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターは、宿主細胞の染色体に組み込まれにくく、動物モデルにおいて病原性が認められていないため、遺伝子治療用ベクターとして期待されています。
各AAV血清型の感染指向性(トロピズム)を下表に示します。予備検討のガイドラインとしてご参照ください。
AAVセロタイプ | 組織特異性(![]() |
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中枢神経系 /網膜 | 心臓 | 肺 | 肝臓 | 骨格筋 | |
AAV1 | ![]() |
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AAV2 | ![]() |
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AAV3 | ![]() |
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AAV4 | ![]() |
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AAV5 | ![]() |
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AAV6 | - | ![]() |
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AAV7 | ![]() |
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AAV8 | ![]() |
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AAV9 | ![]() |
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AAV-DJ | ![]() |
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AAV-DJ/8 | ![]() |
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プロモーター | アプリケーション |
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CMV | 最も広く使用されているプロモーター。大部分の細胞において非常に強力な遺伝子プロモーターとして働くが、ヒトおよびマウスの幹細胞においては活性が弱い。 |
EF1α | 強力な発現プロモーターで、幹細胞において高い効率を示す。長期培養後も発現が安定。 |
PGK | 中程度の発現プロモーター。幹細胞において最も高い効率を示し、未分化幹細胞の長期培養において安定した活性を維持。 |
CAGGS | CMV前初期エンハンサー、CBAプロモーター、CBAイントロン1/エクソン1 から構成されるハイブリッドプロモーターで、メチル化の影響を受けない強力な発現プロモーター。プロモーターのサイズが大きく、最大インサートサイズは 2 kb。 |
hSyn | 小サイズな神経細胞特異的プロモーター。長期間の発現が可能。 |
図
左:マウスにAAV-EGFP セロタイプ 9(品番: iAAV01509) をくも膜下腔内注射した4週間後の腰椎の神経細胞中のEGRP 発現の蛍光画像(緑)。
右:βチューブリン(赤)とDAPI (blue)を重ね合わせた測定画像。 (キングス・カレッジ・ロンドン大学 Dr. Douglas Lopesからのご提供。)
【ご注意】
上記商品は、2004年2月19日に施行されました「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(通称カルタヘナ法)の使用規制対象品です。ご使用に際しては、規則に則し、適切にお取扱いください。
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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