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研究用

特集:α-シヌクレイン

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α-シヌクレインとは主としてシナプス前終末で発現される140 アミノ酸からなるタンパク質で、パーキンソン病 (PD)やレビー小体型認知症(DLB)、多系統萎縮症(MSA)等の神経変性疾患において、ニューロンまたはグリア由来の介在物中で凝集体として観察されることが知られています。

本タンパク質はネイティヴな状態では折りたたみ構造を取っていませんが、疾患の進行に伴って線維化を含む構造変化を起こし、病因の中心的な役割を果たすとされています。α- シヌクレインのN- 末端部位は共通配列(KTKEGV)を有する11 残基のアミノ酸配列が不完全に7 回繰り返された構造を取っており、この反復構造は本タンパクの疎水性部位(aa61-95)と部分的に重複します。またC- 末端(aa96-140)は負に帯電しています。

コスモ・バイオでは、コスモ・バイオ抗体ブランド「CAC(CosmobioAntibodyCollection)」をはじめ、α-シヌクレイン研究を強力にサポートする商品群(抗体・試薬)を取り揃えています。

[関連情報]

α-シヌクレイン抗体

  • α-シヌクレイン抗体 [CAC]
    パーキンソン病(PD)、レビー小体型認知症(DLB)、多系統萎縮症(MSA) 研究で有用なα-シヌクレイン抗体です。特に免疫組織染色(IHC)において高いパフォーマンスを示すことが報告されています。

 

α-シヌクレイン 凝集アッセイキット・蛍光染色キット

  • α-シヌクレイン凝集アッセイキット [CSR]
    α-シヌクレイン 凝集アッセイキットは、α-シヌクレインの凝集体形成を細胞内で再現するモデルであり、in vitro における有効成分のスクリーニングが可能です。
    ※本製品は 東京都医学総合研究所 脳・神経科学研究分野 長谷川 成人 先生、野中 隆 先生からのライセンス品です。
    CSR_alpha_synuclein_1.jpg

    図1 ウェスタンブロット法によるシヌクレイン凝集体の検出実験例
    A. pCMV-NC(ネガティブコントロールベクター)
    B. pCMV-SNCA(α-シヌクレイン発現プラスミドベクター)
    C. pCMV-SNCA + F-αSyn(α-シヌクレイン導入)


  • アミロイド構造蛍光染色キット [CSR]
    上記α-シヌクレイン凝集アッセイキット(CSR : 品番 SYN01)でアッセイ後の蛍光染色にご使用いただけます。
    CSR_alpha_synuclein_2.jpg

 

α-シヌクレイン タンパク質


 

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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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