オートファジーアッセイキット(赤色蛍光)は、生細胞内でのオートファジーを in vitro で検出・モニターできるキットです。
本キットで用いるオートファジープローブは細胞膜透過性で、オートファゴソームおよびオートリソソームの脂質膜に挿入されると、赤色の蛍光を発します。結果はフローサイトメトリーを使用して検出します。
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オートファジーアッセイキット(赤色蛍光)は、生細胞内でのオートファジーを in vitro で検出・モニターできるキットです。
本キットで用いるオートファジープローブは細胞膜透過性で、オートファゴソームおよびオートリソソームの脂質膜に挿入されると、赤色の蛍光を発します。結果はフローサイトメトリーを使用して検出します。
オートファジーは、細胞がタンパク質、脂質、炭水化物などの自己成分を分解することによる、保存されたリソソームのリサイクルプロセスです。このプロセスは、恒常性の維持や細胞内の病原体の分解に、重要な役割を果たしています。また、オートファジーは、飢餓やストレスに応じて強く誘導され、細胞に栄養素を提供します。オートファジーの調節不全は、癌、感染症、変性疾患などの多くの疾患に関連しています。
オートファジーは、3段階のプロセスです。まず、分解の標的となる細胞質成分が隔離され、オートファゴソームを形成します。次に、オートファゴソームはリソソームと融合し、オートファゴリソソームまたはオートリソソームを形成します。最後に、オートファゴソームの内容物の分解が起こります。
図1 オートファジーの細胞プロセス
図2
Jurkat 細胞を 0.5 µM ラパマイシン および 10 µM クロロキン(赤のヒストグラム)、または mock(黒のヒストグラム)で18時間処理し、オートファジーを誘導した。細胞をオートファジープローブで染色し(37℃、1時間)、洗浄後、BD Biosciences社の BD Fortessa Special Order Flow Cytometer(緑色/黄色レーザー(561 nm 励起)および 610/20 蛍光フィルター)を用いて解析した。オートファジーを誘導した細胞(10,530)では、Mock 処理した細胞(3, 497)と比較して、蛍光強度の中央値が3倍高い。
データ提供: Dr. Strandberg, ICT, 228:16-20
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Autophagy Assay - Red Fluorescent![]() |
IMT | 9156 | 50 TEST |
¥51,000 |
Autophagy Assay - Red Fluorescent![]() |
IMT | 9157 | 200 TEST |
¥109,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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