本サービスは、破骨細胞の骨吸収活性を測定する受託サービスです。 約2週間の培養期間で、培養上清から骨吸収活性の経時的変化を測定し、被験物質が破骨細胞の骨吸収活性に及ぼす影響について評価します。
骨吸収異常に対する治療薬のスクリーニングや作用機序の解明、骨代謝基礎研究、骨吸収を伴う炎症性疾患などの研究にご利用ください。
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本サービスは、破骨細胞の骨吸収活性を測定する受託サービスです。 約2週間の培養期間で、培養上清から骨吸収活性の経時的変化を測定し、被験物質が破骨細胞の骨吸収活性に及ぼす影響について評価します。
骨吸収異常に対する治療薬のスクリーニングや作用機序の解明、骨代謝基礎研究、骨吸収を伴う炎症性疾患などの研究にご利用ください。
骨代謝研究は、 骨の健康維持や骨疾患の予防 ・ 治療、 さらには全身の代謝調節において極めて重要な分野です。
骨代謝は、 破骨細胞による骨吸収と、 骨芽細胞による骨形成のバランスを通じて進行します。 この過程は、 骨リモデリンングと呼ばれており、 健康な骨の維持や全身のミネラル恒常性に重要です。 また、 骨代謝は、 ホルモンやサイトカイン、 あるいは細胞間相互作用などにより緻密な調節を受けており、 不均衡が生じると骨粗鬆症などの代謝性骨疾患が発生することが知られています。
本サービスでは、骨代謝の重要な役割を担う破骨細胞に注目し、破骨細胞の主な機能である骨吸収活性を測定します。
ヒト初代破骨前駆細胞を、蛍光標識リン酸カルシウムを固相化した培養プレートに播種し、RANKLおよび被験物質が含まれた培地によって破骨細胞へ分化誘導をします。破骨細胞の骨吸収作用によって培養上清中に溶出した蛍光物質を測定することで、骨吸収活性を測定します。
図1 骨代謝のイメージ図
1:破骨前駆細胞膜に発現しているRANKにRANKLが結合することで、TRAPが活性化し、破骨細胞に分化する。
2:TRAP陽性破骨細胞が成熟し、骨細胞を破壊・吸収する。
3:OPGは、RANKLと結合することで、RANK-RANKLの結合を阻害し、破骨細胞の分化や成熟を抑制する。
本試験で使用するヒト破骨細胞(品番:OSC15C)は、ヒト骨髄由来の初代破骨前駆細胞で、RANKLおよびM-CSF含有培地によって効率よく骨吸収活性を有した成熟破骨細胞へ分化します。
ヒト破骨細胞(品番:OSC15C)培養10日目 A.位相差顕微鏡像 B.TRAP染色
ヒト破骨細胞を用いて、パミドロン酸(骨吸収抑制剤)による骨吸収活性への影響について評価しました。
ヒト破骨前駆細胞を96ウェルプレートに播種し3日間培養した後、RANKLおよび0、30μM、100µMのパミドロン酸を添加した培地で破骨細胞への分化誘導を開始し、10日間培養しました。コントロールとして、RANKL不含培地で同様に培養を行いました。
破骨細胞への分化誘導開始後2、4、6、8、10日目に培養上清の回収して、培養上清中の蛍光強度を測定し骨吸収活性を評価しました。
結果:RANKL含有・パミドロン酸未添加群では、破骨細胞への分化誘導開始後4日目から骨吸収活性が上昇したのに対して、パミドロン酸(骨吸収抑制剤)添加群では、濃度依存的に骨吸収活性が抑制されることが確認された。
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例)コントロール群+被験物質11群、N=4(合計48ウェル分)の場合
参考価格:70~90万円(税別)
〒047-0261 北海道小樽市銭函3丁目513番2
コスモ・バイオ株式会社 製造技術部宛
TEL:0134-61-2301
※受取可能日:月〜金(祝日除く)9:00〜17:30
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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