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記事ID : 12967
研究用

カルボキシエチルリジン / CELを定量 OxiSelect™ 終末糖化産物 Nε‐(Carboxyethyl)Lysine(CEL)競合ELISAキット

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OxiSelect™ Nε-(carboxyethyl)lysine(CEL)競合ELISAキットは細胞ライセート、血漿、血清、精製タンパク質中のCEL(Nε-カルボキシエチルリジン)タンパク質付加物を検出できます。CMLは検出しません。

セルバイオラボ社ではCEL測定のための競合ELISAキットの他にも、AGE測定競合ELISACML測定競合ELISAMG測定競合ELISAもご用意しています。

背景

カルボキシエチルリジン(CEL)

終末糖化産物(AGE;advanced glycation end products)とは、メイラード反応(または糖化)である、リジン側鎖を持つ還元糖と、高分子(タンパク質、リン脂質、核酸)のN末端アミノ基との非酵素的な反応の産物で、タンパク質、脂質、DNAの機能に悪影響を与えます。組織中の終末糖化産物(AGE)レベルは、年齢と共に上昇します。終末糖化産物(AGE)の形成は、食品や喫煙のような外因性由来のものもありますが、多くの場合は内因性です。タンパク質の終末糖化産物(AGE)修飾は、老化の病体生理および長期間の糖尿病、アテローム性動脈硬化症、腎不全の合併症に関与しています。終末糖化産物(AGE)は、また、細胞表面の様々な終末糖化産物(AGE)結合受容体(RAGE)と相互作用し、エンドサイトーシスおよび分解、もしくは細胞活性化および酸化促進・炎症誘発事象を引き起こします。

終末糖化産物(AGE)構造は、いくつか報告されている中で、CML(Nε-カルボキシメチルリジン)とCEL(Nε-カルボキシエチルリジン)は主要な抗原性AGEです。グルコースの次に、メチルグリオキサール(Methylglyoxal)などのジカルボニル化合物は、細胞質および細胞外AGEの形成の主要な前駆体です。メチルグリオキサールは、リジン残基と反応してCELを形成します。CEL 濃度は、合併症を伴う糖尿病患者において増加がみられます。

Nε-カルボキシエチルリジン(CEL)の構造
図1.Nε-カルボキシエチルリジン(CEL)の構造

特長

  • 特異性:CEL特異的 CMLは検出しません
  • 適用サンプル:細胞ライセート、血漿、血清、精製タンパク質
  • 感度:検出限界 100 ng/mL

構成内容

  • 96ウェルタンパク質結合プレート
  • 抗CEL抗体(1000×)
  • 二次抗体(HRP標識)(1000×)
  • アッセイ希釈液
  • 洗浄バッファー(10×)
  • 基質溶液
  • 停止液
  • CEL-BSA スタンダード
  • CELコンジュゲート
  • コンジュゲート希釈液(100×)

測定例

CEL-BSA ELISA のスタンダードカーブ
図2.CEL-BSA ELISA のスタンダードカーブ

Nε‐(Carboxyethyl)Lysine(CEL)競合ELISAキット/コントロール

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
OxiSelectTM Nε-(carboxyethyl) lysine (CEL) Competitive ELISA Kit詳細データ CBL STA-813 96 ASSAY
¥200,000
CEL-BSA Control詳細データ CBL STA-302 100 UG
¥69,000
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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