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OxiSelect™ メチルグリオキサール(MG) 競合ELISA Kitは、MG-H1(methyl-glyoxal-hydro-imidazolone;メチルグリオキサールハイドロイミダゾロン)付加タンパク質の迅速な検出および定量のための競合ELISAです。タンパク質サンプル中のMG付加体量を、既知濃度のMG-BSAスタンダードカーブと吸光度を比較して測定します。96アッセイ(スタンダード含む)に必要な量の試薬を含みます。

セルバイオラボ社ではMG測定のための競合ELISAキットの他にも、AGE測定競合ELISACML測定競合ELISACEL測定競合ELISAもご用意しています。

背景

メチルグリオキサール(MG)

終末糖化産物(AGE;advanced glycation end products)とは、「メイラード反応(または糖化反応)」であるリジン側鎖を持つ還元糖と高分子(タンパク質、リン脂質、核酸)のN末端アミノ基との非酵素的な反応の産物で、タンパク質、脂質、DNAの機能に悪影響を与えます。例えば、一般的な終末糖化産物(AGE)の1つであるNε-カルボキシメチルリジン(CML)は、酸化ストレスおよび血管障害に関与しています。組織中の終末糖化産物(AGE)レベルは、年齢と共に上昇します。終末糖化産物(AGE)の形成は、食品や喫煙のような外因性由来のものもありますが、多くの場合は内因性です。タンパク質の終末糖化産物(AGE)修飾は、老化の病態生理および長期間の糖尿病、アテローム性動脈硬化症、腎不全の合併症に関与しています。終末糖化産物(AGE)は、また、細胞表面の様々な終末糖化産物(AGE)結合受容体(RAGE)と相互作用し、エンドサイトーシスおよび分解、もしくは細胞活性化および酸化促進・炎症誘発事象を引き起こします。終末糖化産物(AGE)構造には、Nε-カルボキシメチルリジン(CML)Nε-カルボキシエチルリジン(CEL)、ペントシジン(pentosidin)、 メチルグリオキサール(MG;Methylglyoxal)誘導体などいくつかあります。

メチルグリオキサール(MG)は、嫌気性解糖の間に、トリオースリン酸から、非酸化メカニズムによって形成され、アミノ酸、核酸、タンパク質を修飾します。メチルグリオキサール(MG)は、タンパク質のアルギニン、リジン、システイン残基と反応し、終末糖化産物(AGE)を形成します。

特長

  • MG-H1(methyl-glyoxal-hydro-imidazolone)タンパク質付加体を迅速に検出および定量
  • 96 アッセイ(スタンダード含む)分の試薬

構成内容

  • 96ウェルタンパク質結合プレート
  • 抗MG抗体(1000×)
  • 二次抗体(HRP標識)(1000×)
  • アッセイ希釈液
  • 洗浄バッファー(10×)
  • 基質溶液
  • 停止液
  • MG-BSA スタンダード
  • MG接合体
  • 接合体希釈液(100×)

使用例

MG-BSA競合ELISAスタンダードカーブ
図1.MG-BSA競合ELISAスタンダードカーブ

よくある質問 Q&A

【02】 種特異性はありますか?

種特異性はなく、どんな種由来のサンプルにも使用することができます。

下記よりそのほかのFAQもご覧いただけます。

OxiSelect™ メチルグリオキサール(MG)競合ELISAキット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
OxiSelectTM Methylglyoxal (MG) Competitive ELISA Kit詳細データ CBL STA-811 96 ASSAY
¥200,000
OxiSelectTM Methylglyoxal (MG) Competitive ELISA Kit詳細データ CBL STA-811-5 5*96 ASSAY
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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