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記事ID : 46456
研究用

固定細胞の膜染色に! 細胞膜染色蛍光試薬 CellBrite® Fix

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CellBrite® Fix Dyesは、細胞膜を染色するためにBiotium社が開発した独自の蛍光試薬です。透過処理やメタノール固定に耐えられるという特長があり、抗体による細胞内染色と組み合わせることが可能です。

DiOやDiIなどの一般的な膜染色試薬はホルムアルデヒド固定には対応していますが、界面活性剤を用いた透過処理やメタノール固定には適していません。また、WGAのようなレクチンは細胞の種類によって結合ターゲットが異なります。一方、CellBrite® Fix Dyesは細胞膜に蓄積し、膜タンパク質と共有結合することで、透過処理やメタノール固定後も染色を良好に保つことができます。

CellBrite® Fix Dyesは膜染色時に強い蛍光を発するため、特異性が高く、バックグラウンドが低減します。さらに、高い水溶性があるため、DiOやDiIなどの親油性カルボシアニン色素と比較して均一な染色が可能です。また、細胞毒性がなく、細胞間での色素の移動もありません。

特長

  • 固定および透過処理耐性:抗体による細胞内染色との組合せも可能
  • 染色時間の短縮:染色時間はわずか15分
  • カラーバリエーション:3色の蛍光試薬から実験系に合わせて選択可能

染色例

BTI_Cellbrite_Fix_01.jpg
図1 カルボシアニン染料(Dil)との比較
HeLa 細胞を用いてDiIと CellBrite® Fix の比較をおこなった。CellBrite® Fix 555 は、DiI と比較して、より均一な細胞表面染色が得られ、固定後の保持が良好であった。
BTI_Cellbrite_Fix_02.jpg
図2 生細胞の染色
HeLa細胞をCellBrite® Fix 488で37°C 15分間染色した。
 

 

BTI_Cellbrite_Fix_04.jpg
図3 固定細胞の染色
HeLa細胞をCellBrite® Fixで室温30分染色した後、パラホルムアルデヒドで固定し、Triton™ X-100 で透過処理した。
BTI_Cellbrite_Fix_03.jpg
図4 ミトコンドリア染色との共染色
HeLa細胞の細胞膜を CellBrite® Fix 555 (赤) で37°C 15 分間染色し、その後 MeOH で固定した。ミトコンドリアは CF®640R Anti-Mitochondrial Marker clone 111-3 (シアン) で染色し、核は NucSpot® 470 (緑) で染色した。
 

細胞膜染色蛍光試薬 CellBrite® Fix

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
CellBrite(R) Fix 488 Membrane Labeling Kit詳細データ BTI 30090 1 KIT
[5 vials]
¥179,000
CellBrite(R) Fix 488 Membrane Labeling Kit, Trial Size詳細データ BTI 30090-T 1 KIT
[1 vial]
¥52,000
CellBrite(R) Fix 555 Membrane Labeling Kit詳細データ BTI 30088 1 KIT
[5 vials]
¥154,000
CellBrite(R) Fix 555 Membrane Labeling Kit, Trial Size詳細データ BTI 30088-T 1 KIT
[1 vial]
¥44,000
CellBrite(R) Fix 640 Membrane Labeling Kit詳細データ BTI 30089 1 KIT
[5 vials]
¥154,000
CellBrite(R) Fix 640 Membrane Labeling Kit, Trial Size詳細データ BTI 30089-T 1 KIT
[1 vial]
¥44,000

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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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