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記事ID : 15089
研究用

生細胞中の細胞老化解析に最適 Cellular senescence live cell analysis assay

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生細胞中の老化関連β-ガラクトシダーゼ活性を、フローサイトメトリーもしくは蛍光顕微鏡で定量するためのシンプルな測定法です。

背景

生物的老化として知られている細胞老化は、細胞分裂が不可能となる恒久的な細胞周期停止状態を指します。 正常な初代培養細胞は、増殖が停止し、老化表現型引き起こされるまで、限られた集団倍化数で増殖します。 この限られた寿命は、得られた細胞に由来する生物の年齢や生物種の平均寿命と相関しています。 老化細胞は、細胞周期の進行を促進する遺伝子の抑制や、細胞周期を阻害するp16INK4a、p53やその転写標的であるp21CIP1などの発現上昇によって引き起こされる、G1期の不可逆的な増殖停止によって特徴づけられます。 これらはマイトジェン誘導性の増殖に耐性をもち、特徴的な巨大化と扁平化を呈します。 老化を促進する経路や老化を経る原因究明の研究は、発がん機構の理解に重要となります。 正常な細胞は、制御不能な増殖や腫瘍形成に対する様々な防御機構を持っています。

老化細胞は酸性条件下において、一般的なバイオマーカーである細胞老化関連βガラクトシダーゼ(senescence-associated beta-galactosidase, SA-β-Gal)活性を示します。 はじめ細胞老化は培養細胞で同定された一方、生体内でも起こっていることが証明されました。 SA-β-Galといった細胞老化マーカーを発現する細胞は、正常な組織でも見つかっています。

使用目的

フローサイトメトリーや蛍光顕微鏡などを用いた生細胞中のβ-ガラクトシダーゼ活性の定量・検出

特長

  • 蛍光基質を用いる定量的で高感度
  • 透過性処理が要らず、生細胞に使用できる使いやすいプロトコール

構成内容

  • Cell pretreatment solution (1000x) 
  • SA-β-gal Substrate (200x)

Cellular senescence live cell analysis assay

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Cellular senescence live cell analysis assay詳細データ ENZ ENZ-KIT130-0010 10 ASSAY
¥83,000

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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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