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記事ID : 16127
研究用

胆汁酸を検出・定量 コール酸 ELISA キット

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コール酸 ELISA キットは、血漿/血清/糞便/ライセート中のコール酸の検出および定量に使用できるキットです。

本キットは競合ELISA法を用いており、抱合型コール酸をあらかじめ吸着させたプレートにサンプルを添加します。次に、抗コール酸抗体を添加し、HRP標識二次抗体で検出します。その後、サンプル中のコール酸レベルをスタンダードカーブに基づいて計算します。

背景

コール酸

コール酸は、肝臓で過剰なコレステロールから合成される一次胆汁酸です。胆汁酸合成は、体内からのコレステロールの除去や、小腸での脂質・脂溶性ビタミンなどの栄養素の吸収に重要です。循環する胆汁酸量を測定することで、数種類の肝疾患の同定に利用できます。

特長

  • 検出限界: 0.4µM
  • 血漿・血清・糞便・細胞/組織ライセートに適しています
  • キットにはコール酸スタンダードが付属します

構成内容

  • 96ウェル タンパク質結合プレート
  • 抗コール酸抗体(500X)
  • HRP標識二次抗体
  • アッセイ希釈液
  • 10X 洗浄バッファー
  • 基質溶液
  • 停止液
  • コール酸スタンダード
  • 100X 抱合型コール酸

使用例

コール酸 ELISA スタンダードカーブ

図1 コール酸 ELISA スタンダードカーブ

ヒトまたはラット血清(希釈なし)中のコール酸レベルをネガティブコントロール(アッセイ希釈液)と比較した。

図2 ヒトまたはラット血清(希釈なし)中のコール酸レベルをネガティブコントロール(アッセイ希釈液)と比較した。

肝臓におけるコール酸レベル

図3 肝臓におけるコール酸レベル
ニワトリ肝臓をホモジナイズし、ホモジネート上清(タンパク質濃度: 11.4 mg/mL、BCA法)をアッセイ希釈液で希釈し、アッセイプロトコールに従って分析した。

参考文献
  1. Thomas C.,Pellicciari R., Pruzanski M., Auwerx J and Schoonjans K. (2008) Nature. 7 678-693.
  2. Locket P.L. and Gallaher D. D. (1989) Lipids 24. 221-223.
  3. Reshetnyak V.I. (2013) World J. Gastro.. 19: 7341-7360.
  4. Ambros-Rudoph C.M., Glatz M., Trauner M., Kerl H., and Mullegger R.R., (2007) Arch. Dermatol. 143: 757-762.
  5. Angelin B., Bjorkhem I., and Einarsson K. (1978) J. Lipid Res. 19: 527-537.
  6. Mashige F., Tanaka N., Maki A., Kami S., and Yamanaka M. (1981) Clin. Chem. 27: 1352-1356
  7. Setchell K.D.R, Rodrigues C.M.P., Clerici C., Solinas A., Morelli A., Gartung C., and Boyer J. (1997) Gasteroenterolgy 112: 226-235.

コール酸 ELISA キット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Cholic Acid ELISA Kit詳細データ CBL MET-5007 96 ASSAY
¥168,000

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