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記事ID : 45263
研究用

血清中の補体活性を測定 補体経路アッセイ(ヒト)

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HCBキットイメージ

補体経路アッセイ(ヒト)は、血清・血漿サンプル中の補体活性を、in vitro で測定できるELISAキットです。

2つの補体活性化経路(古典経路・代替経路)をそれぞれ測定するキットをご用意しております。

 

背景

補体の活性化経路

補体系は自然免疫応答と適応免疫応答の両方で重要な役割を果たし、病原体に対する炎症反応と防御反応を引き起こします。循環血、組織、体液にみられるタンパク質と受容体の複雑なファミリーで構成されており、免疫複合体によって開始される古典経路(CP)、表面に結合したレクチンによって活性化されるレクチン経路(LP)、特異的な防御機能がない表面で引き起こされる代替経路(AP)という3つの活性化パスウェイを介して作用します。

補体タンパク質の評価、または補体活性は、in vivoでのシステム異常の特定と補体阻害剤機能のスクリーニングに役立ちます。従来、溶血アッセイが使用されてきましたが、オプソニン作用や赤血球の安定性などの合併症のため、標準化が困難でした。ELISA ベースのアッセイは汎用性が高いものの、血清希釈による課題があります。本アッセイは、これらの課題に対処し、標準化されたアプローチを提供します。補体阻害薬は高価であり、より薬効の高いオプションが必要であるため、補体活性の正確な測定がきわめて重要です。

特長

HCB_HK3010-principle.gif
図1. 代替経路(AP)補体アッセイの測定原理
アッセイのウェルはリポ多糖(LPS)で覆われており、カスケードが経過すると、ウェル内で形成されたMAC複合体をC9ネオエピトープ抗体で検出できるようになります。

  • 補体活性の定量的測定
  • 血清希釈率が低いため、偽陰性の結果が少なくなります
  • 溶血アッセイと比較してハイスループットで高い再現性を実現
  • アッセイ時間は 2 時間未満

構成内容

  • 洗浄バッファー
  • 希釈バッファー
  • 阻害剤
  • ネガティブコントロール
  • ペルオキシダーゼ標識抗体
  • TMB基質
  • 停止液
  • コート済みプレート(12ウェルストリップタイプ)

商品ラインアップ

代替経路(AP)補体アッセイ

Distribution of functional complement activity
図2
一般的な代替経路(AP)補体活性の分布。本アッセイは100人の健常ドナー由来血液を用いてアッセイした。

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Classical Complement Pathway, Assay, Human詳細データ HCB HK3010 1*96 WELL
¥79,000

古典経路(CP)補体アッセイ

Distribution of functional complement activity
図3
一般的な古典経路(CP)補体活性の分布。本アッセイは100人の健常ドナー由来血液を用いてアッセイした。
Classical Pathway inhibition via blockage of C5 using  anti-human C5 antibody 10B6(品番HM2414)
図4
C5抗体(品番:HM2414)を用いてブロックした古典経路パスウェイ阻害
 
品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Classical Complement Pathway, Assay, Human new HCB HK3012 1*96 WELL
¥79,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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