本製品は、CRISPR-Cas9ヌクレアーゼを定常的に発現する安定発現細胞株です。この細胞株を利用してCRISPRゲノム編集アプリケーションを高効率で行うことが可能です。
Genome-CRISP™ Cas9安定発現細胞株は、H1299やHEK293Tといったヒトやマウス細胞のヒトAAVS1“セーフ・ハーバー(safe harbor)部位”(図.1参照)にCRISPR-Cas9ヌクレアーゼ遺伝子を組み込んだ状態でご提供します。さらに、お客様ご自身の細胞株へCRISPR-Cas9ヌクレアーゼを定常的に組込むサービスも承ります。CRISPR-Cas9ヌクレアーゼは、一本鎖ガイドRNA(sgRNA, gRNA, 単鎖gRNA)と共に、真核細胞や動物モデルにおいて遺伝子ノックアウト、変異誘発、タグ融合をはじめとした標的ゲノム修正目的で広範に使用されています。ヒトAAVS1"セーフ・ハーバー部位”組込まれた単一クローンのため、安全、かつ信頼性の高いCRISPR-Cas9ヌクレアーゼの定常発現を確実に得ることができます。