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フラボン／フラボノール／イソフラボン／フラボノンを紹介フラボノイド（Flavonoids）

メーカー名：LKT Laboratories, Inc.

LKT Laboratories社では、各種フラボノイド（Flavonoids）を販売しております。

背景

フラボノイドについて

フラボノイドは配糖体として天然に存在し、フラボン、フラボノール、イソフラボンおよびフラボノンに分類されます［2］。果物や野菜が多い食事をする人間では、毎日のおよそ1グラムまでフラボノイドを摂取していると推定されます。フラボノイドは、食品中で最も重要なフェノール類であり、アラキドン酸代謝カスケードや化学的突然変異誘発の阻害等を含むいくつかのメカニズムによって作用する強力な化学予防剤です［1］。フラボノイドは、ワイン、紅茶、フルーツジュースの抗酸化特性に大きく関与しています［2］。クリシン（Chrysin）は、ベンゾ[α]ピレンの代謝活性化を阻害するフラボンです［3］。カルコン（Chalcone）は、肺や胃発癌を抑制する鎖状のフラボンです［4］。ケルセチン（Quercetin）は、リポキシゲナーゼおよびオルニチン脱炭酸酵素誘導を阻害します［5］。ゲニステイン（Genistein）およびダイゼイン（Daidzein）は、大豆で発見されたイソフラボンで、これらは、抗酸化剤でかつ弱いエストロゲン様の活性を持ちます［6］。別のイソフラボン、バイオカニンA（Biochanin A）は、細胞の増殖および分化を阻害し、また、化学的予防特性を有します［7］。フラボノンに分類されるエピガロカテキンガレート（G6234）は、化学的予防のためのお茶の有効成分です（→Green Teaに含まれる化合物）［8］。シリマリン（Silymarin）は、ミルクシスル（マリアアザミ）由来のフラボノンの混合物であり、それは化学的予防活性を示します［9］。

参考文献

1. Newmark HL. Dietary Phytochemicals in Cancer Prevention and Treatment pp. 25-34 (1996).
2. Rice-Evans CA, Miller NJ. Biochem. Soc. Trans., 24:790-795 (1996).
3. Chae YH, Ho DK, Cassady JM, et. al. Chem. Biol. Int. 82:181-193 (1992).
4. Wattenberg LW, Coccia JB, Galbraith AR. Cancer Lett. 83:165-9 (1994).
5. Nakadate T, Aizu E, Yamamoto S, Kato R. Prostaglandins 30:357-368 (1985).
6. Wiseman H. Biochem. Soc. Trans. 24:795-800 (1996).
7. Chae YH, Ho DK, Cassady JM, et al. Chem. Biol. Int. 82:181-193 (1992).
8. Dong Z, Ma W, Huang C, Yang CS. Cancer Res. 57:4414- 4419 (1997).
9. Zi X, et al. Clin. Cancer Res. 4:1055-64, 1998. 239(1): 334-339 (1997).