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ヒト血清アミロイドPを高感度定量 Human SAP（Serum amyloid P component）測定ELISAキット

メーカー名：Hycult Biotech (Former Hycult biotechnology)

SAP（Serum amyloid P component）測定ELISAキットは、ヒト血清アミロイドP（SAP）を高感度に定量します。

HCB社 ELISA Q&A

背景

血清アミロイドP（SAP）とは？

血清アミロイドP（SAP：Serum amyloid P component：）は、カルシウム依存性リガンド結合タンパク質やレクチンに高く保存されたスーパーファミリーに属し、五量体構造のため、ペントラキシンとも呼ばれる25kDaのタンパク質です。C-reactive protein（CRP）とSAPはショートペントラキシンで、炎症反応に応答して肝臓で生産されます。

SAPはタンパク質分解に耐性で、特にカルシウム依存性リガンドと複合体を形成している場合に顕著です。SAPはDNA、多糖、アミロイド原線維のような高分子リガンドに結合します。

SAPは正常血漿の成分で、脳脊髄液やアルツハイマー病に特徴的な損傷部位、脳血管及び大脳内のAβ Amyloid血小板、神経原線維変化にも存在します。これはそれらが、アミロイド原線維及びペアのらせん状線維と結合することで生じます。また、SAPは神経細胞毒性を示す可能性があり、アミロイドーシスの発症の一因となります。そのメカニズムはまだ判明していません。