下記は基本的なフローであり、ステップごとにお客様と相談しながら推定または同定を進めます。また、各ステップのみの受託も可能です(化合物の精製のみ等)。お気軽にご相談ください。
I. 化合物の推定
- 1)植物素材や、微生物培養物等から抽出物を作製します。
- 2) 抽出物から、目的化合物を単離・精製します。また、必要に応じて各ステップで in vitro のアッセイを行い、活性を確認します。
- 3)単離・精製した化合物をLC-MS分析し、分子量等の化合物情報を取得します。
- 4)取得した化合物情報、また化合物が由来する生物種などの情報に基づき既知化合物データベースを検索し、目的化合物を推定します。
- 5)推定した化合物に標品があれば、LC-MS分析を行いより信頼度の高い推定を行います。また、必要に応じてその標品を用いて、当該化合物が目的活性を有するかアッセイにより確認します。
II. 化合物の同定
- 6)NMR測定に必要な化合物量の取得を目的とした再精製を行います。
- 7)取得した化合物を用いてNMR分析を行い、化合物の構造を決定します。
