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研究用

糖タンパク質の単糖定量解析に! スタンダード入り LudgerTag™ 2-AA 単糖遊離&標識キット

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糖タンパク質から単糖を加水分解して遊離させ、露出した単糖の還元末端部位を還元アミノ化反応により蛍光標識し、HPLC(品番;LSR1-4.6X150)により標識された単糖を分析します。付属のスタンダードで検量線を作製すれば、定量することが可能です。

Ludger社 糖鎖解析商品一覧

特長

  • HPLC分析の前までの処理時間は、合計14時間で作業が容易です。
  • 50μgの糖タンパク質を1サンプルとして、1キットで96サンプルを測定することができます。
  • リファレンススタンダード入り。

構成内容

  • トリフルオロ酢酸
  • 塩酸
  • 酢酸Na
  • 酢酸Na/ホウ酸/メタノール溶液
  • 2-アミノ安息香酸(2-aminobenzoic acid, 2-AA)
  • シアノ水素化ホウ酸Na溶液
  • GlcN、GalN、Gal、Man、Fuc(各10nmol)
  • Xylose(100nmol)

使用方法

  1. トリフルオロ酢酸(中性単糖分析時)または塩酸(GalNAc及びGlcNAc分析時)を乾固させたサンプルに加え、 100℃で加水分解する。
  2. 酢酸Naを分注し攪拌する。
  3. シアノ水素化ホウ酸Na溶液を分注し攪拌する。
  4. 2-AA溶液と[3]を混合する(直ちに[5]の作業へ)。
  5. サンプルを80℃でインキュベートすることで標識を行う(還元的アミノ化)。
  6. 冷却・凝縮物の除去後、サンプルを希釈する。
  7. HPLCで分析する。

データ

フェツイン(ウシ胎児血清中の糖タンパク質)のHPLCの分析結果
図1 フェツイン(ウシ胎児血清中の糖タンパク質)のHPLCの分析結果

3回の分析結果を重ね合わせています。

GlcN、GalN、Gal、Man、Fucの2-アミノ安息香酸標識蛍光クロマトグラム
図2 GlcN、GalN、Gal、Man、Fucの2-アミノ安 息香酸標識蛍光クロマトグラム

GluはManの後、XylはFucの前に溶出します。

フェツイン由来単糖のHPLCによる検量線
図3 フェツイン由来単糖のHPLCによる検量線

備考

※本キットは以下の理由でシアル酸(NeuAc, NeuGc等)を測定することはできません。

 1)シアル酸は強酸性(トリフルオロ酢酸や塩酸)下で分解されます。

 2)シアル酸には、2-AAが反応するべき部位の隣にカルボン酸が存在し、安定した構造を形成することができません。

シアル酸の解析には「DMB シアル酸ラベリングキット(品番:LT-KDMB-A1)」をご使用ください。

LudgerTag™ 2-AA 単糖遊離&標識キット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Monosaccharide Release & Labeling Kit詳細データ LUD LT-MONO-96 2 RXN
[48サンプル/RXN]
¥351,000

【関連商品】

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
LudgerSep R1 HPLC Column詳細データ LUD LS-R1-4.6X150 1 EACH
[4.6 x 150 mm]
¥365,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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