弊社抗体ブランド CACでは、IHCに最適な抗マウスLYVE-1抗体[Clone: 38M](cat#LKG-M009)とリンパ管内皮細胞の遊走阻害効果を持つ抗体[Clone: 64R](cat#LKG-M010)を製品化しました。どちらの抗体も生細胞のフローサイトメトリーにもご使用いただけます。
※ 本モノクローナル抗体は近畿大学薬学部細胞生物学研究室の益子高教授により開発されました1)。
弊社抗体ブランド CACでは、IHCに最適な抗マウスLYVE-1抗体[Clone: 38M](cat#LKG-M009)とリンパ管内皮細胞の遊走阻害効果を持つ抗体[Clone: 64R](cat#LKG-M010)を製品化しました。どちらの抗体も生細胞のフローサイトメトリーにもご使用いただけます。
※ 本モノクローナル抗体は近畿大学薬学部細胞生物学研究室の益子高教授により開発されました1)。
LYVE-1は、CD44に高いホモロジーを持つヒアルロン酸受容体で、リンパ管内皮細胞上に発現しています。その発現が特異的であるため、リンパ管の特異的マーカーとして認知されています。LYVE-1は、ヒアルロン酸に結合し、リンパ管内皮細胞の移動に関与していること、またヒアルロン酸によるリンパ管新生を促進することが知られています。臨床研究においては、LYVE-1タンパク質が結腸がん組織において優位に増加していることも示されています。リンパ管浸潤およびリンパ節転移陽性の筋層浸潤性膀胱がんでは、筋層非浸潤性膀胱がんと比較してLYVE-1遺伝子の発現が増加しています。
このようにLYVE-1ががん腫瘍形成や転移に関与していることが示されており、近年がん治療のターゲットとして期待されています。
図1 初代培養マウスリンパ管内皮細胞(LEC)とSVEC4-10細胞株のFCM
抗LYVE-1抗体(38M, 10 μg/ mL)とPE標識抗ラットIgG抗体で染色を行った。
図2 抗LYVE-1抗体によるマウス組織の染色(凍結)
抗LYVE-1抗体(38M, 10 μg/ mL)でマウスの各組織を免疫染色し、メチルグリーンで対比染色を行った。38Mは各組織のリンパ管を特異的に認識した。
図3 マウス胃におけるLYVE-1のコンフォーカル解析
抗LYVE-1抗体(38M)とウサギ抗CD31抗体を用い、それぞれAlexa Fluor 488と678標識2次抗体で蛍光免疫染色を行った。
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Anti Lyve-1, Mouse (Rat) , 38M![]() |
CAC | LKG-M009 | 100 UG [1 mg/mL] |
¥80,000 |
図4 リンパ管形成アッセイ
SVEC4-10細胞はマトリゲルコートチャンバーに播種し、抗LYVE-1抗体(64R, 10 μg/mL)添加、無添加を用意した。37℃ 3時間インキュベーション後、顕微鏡で観察画像を取得した。
図5 創傷治癒アッセイ
A: マウスLYVE-1-GFPを発現させたHEK293細胞を抗LYVE-1抗体(64R, 10 μg/mL)で8時間処理する前後の創傷
B: SVEC4-10細胞を抗LYVE-1抗体(64R, 10 μg/mL)で12時間処理する前後の創傷
破線は創傷領域
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Anti Lyve-1, Mouse (Rat) , 64R![]() |
CAC | LKG-M010 | 100 UG [1 mg/mL] |
お問い合わせ |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Anti CD44v9, Human (Rat) Unlabeled, RV3![]() |
CAC | LKG-M001 | 100 UG |
¥100,000 |
Anti CD44v9, Human (Rat) Unlabeled, RV3![]() |
CAC | LKG-M003 | 50 UG |
¥60,000 |
Anti CD44v10-e16, Mouse (Rat) Unlabeled, RM1![]() |
CAC | LKG-M002 | 100 UG |
¥100,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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