CD44v(CD44バリアント)抗体は、がん幹細胞において高頻度で発現亢進している膜抗原CD44v8-10 に高いアフィニティで結合するモノクローナル抗体で、セルソーター等の検出系を用いることにより、これまで困難であったがん幹細胞の濃縮が容易に実現可能となります。
:本抗体は、近畿大学薬学部細胞生物学研究室(益子高教授)が開発したものです。本抗体のがん幹細胞の濃縮に関する技術開発は、独立行政法人科学技術振興機構の実施する研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)の事業において、慶應義塾大学医学部先端医科学研究所遺伝子制御研究部門(佐谷秀行教授)およびリンク・ジェノミクス株式会社により実施されたものです。