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記事ID : 46282
研究用

血清フリー、動物由来成分フリー、タンパク質フリーの細胞保存液
NutriStor® 細胞冷蔵保存液

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凍結融解の繰り返しや遠心分離を何度も行うことなく、感受性の高い細胞を保存できるよう設計された細胞冷蔵保存液です。末梢血単核球(PBMC)、キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)、間葉系間質細胞(MSC)を含む様々な細胞で試験され、最適化されています。

特長

  • Ready-to-use
  • 化学組成既知、動物由来成分フリー、血清フリー、タンパク質フリーの組成
  • 冷蔵保存後の高い生存率を確保
  • 輸送中の細胞の安全性を確保
  • 冷蔵保存後のネクローシスとアポトーシスを抑制
  • 様々な細胞に使用可能

商品データ

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図1.NutriStor®冷蔵保存液とNutriFreez® D10凍結保存培地で保存した細胞の比較
ヒト骨髄由来間葉系幹細胞をNutriStor® 冷蔵保存液で3日間保存後、細胞を播種し、MSC NutriStem® XF培地で培養した。播種3日後に細胞をカウントし、画像を撮影した。NutriStor® 冷蔵保存液で保存した細胞は、高い回復率と増殖率、正常な形態を示した。

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図2.NutriStor® 冷蔵保存液 - 生存率と回復率
NutriStor® 冷蔵保存液で保存したヒト骨髄由来間葉系幹細胞の生存率と回復率を、他社製品で冷蔵保存した細胞と比較して評価した。細胞は4℃で4日間保存した(細胞濃度は〜330,000 cells/vial [1 mL/vial])。保存後、生細胞数を計測し(生存率)、1 mL/wellの MSC NutriStem® XF培地中、5×103cells/cm2(2×104 cells/well)の密度で12ウェルプレートに播種した。プレートはMSC Attachment Solutionでプレコートした。両群とも優れた生存率を示したが、NutriStor® 冷蔵保存液で保存した細胞は、他社製品で保存した細胞に比べて高い回復率を示した。

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図3.様々な組織由来ヒト間葉系幹細胞の回復率
ヒト骨髄組織 (BM)、ヒト脂肪組織 (AT)、ヒト臍帯組織 (CT)、ヒト歯髄組織 (DP) 由来の間葉系幹細胞をNutriStor® 冷蔵保存液または他社冷蔵保存液で4日間保存した (2〜8 ℃)。Positive Control (PC) として、同じ供給源の細胞をNutriFreez® D10で保存した (-150 ℃)。細胞の形態と細胞数から、NutriStor®冷蔵保存液で保存した細胞は、他社製品よりも回復率が高いことが示された。

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図4.冷蔵保存後の間葉系幹細胞の自己複製能評価
ヒト骨髄組織 (BM) 由来の間葉系幹細胞をNutriStor® 冷蔵保存液または他社冷蔵保存液で4日間保存した (2〜8 ℃)。Positive Control (PC) として、同じ供給源の細胞をNutriFreez® D10で保存した (-150 ℃)。コロニー形成能を評価するため、細胞を100 cells/wellで播種し、CFU-Fアッセイを行った。画像は、0.5%クリスタルバイオレットで染色した成熟BM-MSC(40倍)。NutriStor®冷蔵保存液で保存した細胞は、他社製品よりも高いコロニー形成能を示した。NutriStor®群とPC群では似た形態を示した。ヒト脂肪組織 (AT)、ヒト臍帯組織 (CT)、ヒト歯髄組織間葉系幹細胞の試験においても同様の結果が得られた。

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図5.冷蔵保存後の間葉系幹細胞の分化能評価
ヒト骨髄組織 (BM) 由来の間葉系幹細胞をNutriStor® 冷蔵保存液または他社冷蔵保存液で4日間保存した (2〜8 ℃)。Positive Control (PC) として、同じ供給源の細胞をNutriFreez® D10で保存した (-150 ℃)。分化誘導(脂肪形成、骨形成、軟骨形成)後の細胞の代表画像を示す。すべての冷蔵保存および凍結保存サンプルにおいて、成熟した分化細胞が観察された。他社製品では、成熟脂肪細胞はほとんど観察されず、細胞形態が異なり(細長い)、多くの死細胞が存在した。また他社製品の骨形成能が低いことを示した。ヒト脂肪組織 (AT)、ヒト臍帯組織 (CT)、ヒト歯髄組織間葉系幹細胞の試験においても同様の結果が得られた。

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図6.冷蔵保存後の間葉系幹細胞の分化能評価
ヒト脂肪組織 (AT)、ヒト骨髄組織 (BM)、ヒト臍帯組織 (CT)、ヒト歯髄組織 (DP) 由来の間葉系幹細胞をNutriStor® 冷蔵保存液または他社冷蔵保存液で4日間保存し(2〜8 ℃)、核型分析を行った。すべてのサンプルにおいて、正常な46XYまたは46XXの核型が観察され、ゲノムの安定性を維持していることが示された。

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図7.PBMCの生存率と回復率
2人の健常人ドナーから採取した新鮮なPBMCを、NutriStor®冷蔵保存液、または他社冷蔵保存液で保存した (4℃、4日間、5-6×106 cells/mL/vial [1mL/vial] )。NutriFreez® D5凍結保存液で保存した群をPositive Control (PC) とした。保存後の細胞をNutri-T XF培地中、50×106 cells/wellの密度で24ウェルプレートに播種し、5日目に継代して8日間培養した。細胞の写真は播種後5日目に撮影した (A)。NutriStor® 冷蔵保存液またはPCで保存したPBMCは、典型的な形態を示し、他社製品で保存した場合よりも高い増殖率を示した。8日目に細胞数を計測し、回復率の指標としてFold Expansion(FE)を評価した (B)。生存率の結果はどちらの溶液でも良好であったが、NutriStor®で保存したPBMCは、他社製品で保存した場合よりも高い生存率とFEを示した。

NutriStor® 細胞冷蔵保存液

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
NutriStor(R) Cold Storage Solution new SSJ 05-F3F3001-1B 100 ML
¥43,000
NutriStor(R) Cold Storage Solution new SSJ 05-F3F3001-1A 500 ML
¥173,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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