Eurofins社が提供するOncoPanel®は、がん細胞における薬剤応答とゲノム情報を統合的に解析できるプロファイリングサービスです。 300種を超えるヒトがん細胞株を用い、増殖抑制、アポトーシス、細胞周期といった多面的な応答の評価が可能です。さらに、各細胞株の既知の遺伝子変異・発現データとの統合解析により、薬剤感受性・耐性に関与する分子メカニズムの解明や、バイオマーカー候補の探索、適応患者群の絞り込みに活用できます。
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がん細胞における薬剤応答を、網羅的かつ多面的に解析
OncoPanel® がん細胞薬剤応答プロファイリングサービス
がん細胞における薬剤応答を、網羅的かつ多面的に解析
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特長
- 幅広いがん種・サブタイプに対応した薬剤評価
- 多面的な細胞応答を評価(増殖抑制、アポトーシス誘導、細胞周期変化)
- 遺伝子変異・発現データとの統合解析により感受性や耐性との相関解析が可能
- 薬剤併用評価も可能
幅広いがん種・サブタイプに対応
多面的な細胞応答を評価
ゲノム情報との統合解析
Vemurafenib(B-Raf阻害剤)によるがん細胞増殖阻害活性の評価データ
B-Raf活性型変異(赤)の有無とVemurafenibによる増殖阻害への感受性の間に相関がみられた。また、B-Rafの上流のタンパク質N-Rasおよびc-Kitの変異に関しても同様の相関がみられた。
薬剤感受性・耐性に関与する遺伝子変異および発現特性の解析
左図:Vemurafenibに対する細胞応答(Effect)と遺伝子変異のオッズ比を比較したプロット。BRAF 活性型変異は感受性との強い相関を示し、Vemurafenib の作用メカニズムと一致した。
右図:細胞株ごとの遺伝子発現量と薬剤感受性との相関性の評価により、感受性に関連する遺伝子(赤)および耐性に関連する遺伝子(青)が明らかになった。
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