OncoPanel™ がん細胞増殖阻害アッセイサービス
300種を超えるヒトがん細胞株に対する増殖阻害活性を評価可能なパネル試験
特長
- 300種以上のヒトがん細胞株、100種以上のスフェロイドモデルおよび50種以上のXenograftモデルで増殖阻害活性を評価
- ゲノム解析により薬剤感受性に関わる遺伝子変異を検証
データ例
Vemurafenib(B-Raf阻害剤)によるがん細胞増殖阻害活性の評価データ
B-Raf活性型変異(赤)の有無とVemurafenibによる増殖阻害への感受性の間に相関がみられた。また、B-Rafの上流のタンパク質N-Rasおよびc-Kitの変異に関しても同様の相関がみられた。
その他のアプリケーション
スフェロイド
- 3Dスフェロイドモデルにより、低酸素・低栄養・pHなどのがん微小環境を反映したアッセイが可能。
- 100種以上のがん細胞株で3Dがんスフェロイドモデルを利用可能。
Xenograftモデル
50以上のヒトがん細胞株で利用可能
ヒト胃がんNCI-N87細胞をSPF nu/nuヌードマウスに移植したxenograftモデルにおいて、抗がん剤による腫瘍増殖の抑制効果が見られた。
BioMAP® Oncology Panelサービス
がんの微小環境におけるサンプルの薬効評価に最適
特長
- 複数の細胞の共培養によりがんの微小環境を再現
- 既存の抗がん剤との活性比較
- 抗体と低分子化合物等の併用投与時の評価が可能
アッセイイメージ
BioMAP® Oncology Panelは、がん細胞株(HT29もしくはNCI-H1299)、PBMC、線維芽細胞または内皮細胞を共培養することで、間質もしくは血管のがん微小環境を再現している。
データ例
Pembrolizumab(抗PD-1抗体)のBioMAP Oncology Panelでの評価データ
各種サイトカインの増加やVEGFの減少が確認されたことから、Pembrolizumabによりがん細胞による免疫細胞の抑制が解除され、免疫機能が回復していることや血管新生が抑制されていることが示唆された。
NivolumabおよびPembrolizumab(いずれも抗PD-1抗体)のBioMAP Diversity PLUSでの評価データ
Oncology Panelとは異なり、がん細胞を含まないDiversity PLUSシステムではPembrolizumabもしくはNivolumabによる免疫系の活性化は確認できなかったことから、これらの医薬品はがんの微小環境など細胞間の相互作用下で特異的に作用することが示唆された。
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ADCC等の免疫療法研究に最適な標的細胞死の特異的検出系
特長
- 特異性:標的細胞の細胞死だけを特異的に検出
- 高感度:最小75死細胞から検出可能
- 多様なアプリケーション:抗体依存性細胞傷害(ADCC)、抗体依存性細胞食作用(ADCP) 、補体依存性細胞傷害(CDC)、二重特異性抗体介在型T細胞リダイレクトなど
- ready-to-useのキット(Bioassay kit)
データ例
ADCC |
ADCP |
TCR |
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抗体によりリクルートされた免疫エフェクター細胞によって標的 KILR細胞が死滅すると、レポータータンパク質が培地中に放出される。レポータータンパク質に対する検出試薬を添加することで、死細胞数に比例した発光シグナルを検出する。 |
マクロファージによりKILR細胞が貪食されると、KILR細胞内に発現するレポータータンパク質も分解される。貪食前後でレポータータンパク質由来のシグナルを検出することで、どの程度の細胞が貪食されたかを測定する。 |
Bi-specific T-cell engager (BiTE) 抗体などによりリクルートされたT細胞が標的 KILR細胞の細胞死を誘導する。その後KILR細胞から培地中に放出されたレポータータンパク質を検出することで、T細胞依存的な標的細胞傷害を測定する。 |
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PBMCおよび標的腫瘍細胞(KILR® Raji target cell)の共培養下でリツキシマブ (抗CD20抗体) を加えると、リツキシマブの濃度依存的な標的細胞死が観察された。 |
マクロファージおよび標的腫瘍細胞(KILR® Raji target cell)の共培養下でリツキシマブ (抗CD20抗体) を加えると、リツキシマブの濃度依存的な標的細胞のファゴサイトーシスが観察された。 |
T細胞および標的腫瘍細胞(KILR® Raji target cell)の共培養下でブリナツモマブ (CD3およびCD19に対する二重特異性抗体) を加えると、ブリナツモマブの濃度依存的な標的細胞死が観察された。 |
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PathHunter® 免疫チェックポイントアッセイ
免疫チェックポイント阻害剤の活性を迅速に評価
特長
- シンプルなプロトコルで、2日以内にアッセイが完了
- スクリーニングからlead optimization、QCまで幅広く対応可能
- 高感度、高い再現性
ワークフロー
細胞播種後、サンプルおよび検出試薬を添加するだけで2日以内にアッセイが完了。
データ例
抗PD-1抗体の濃度依存的な活性をPathHunter PD-1アッセイおよび他社レポーターアッセイで評価したところ、PathHunter は他社品よりも15倍高い感度を示した。
CTLA4発現細胞とリガンド発現細胞の共培養下で抗CTLA4抗体を加えると、その抗体濃度依存的なシグナルの抑制が観察された。
ターゲットリスト
BCMA |
CD137 |
HVEM |
mPD-L1 |
SIRPα |
BTLA |
CD200 |
ICOS |
OX40 |
TIM3 |
CD28 |
CTLA4 |
mCD80 |
PD-1 |
VISTA |
CD33 |
FCGR1A |
mCTLA4 |
PD-L1 |
|
CD47 |
FCGR2A |
mFCGR2B |
PD-L2 |
|
CD86 |
FCGR2B |
mPD-1 |
Siglec9 |
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