多発性嚢胞腎 (PKD) は希少疾患の中でも患者数が多いことが知られている一方で、根治が可能な医薬品が存在しないため、新たな医薬品の開発が望まれています。
本サービスは嚢胞形成を指標としたフェノタイプベースでのアッセイであることに加え、嚢胞の形成抑制や成熟した嚢胞の縮小など目的に応じたフォーマットや複数の評価項目により、PKDに対する医薬品の薬効を多面的に評価することができます。
記事ID : 44406

PKDに対する薬剤の活性をフェノタイプベースで評価 Eurofins DiscoverX社 PKDモデル試験サービス
PKDに対する薬剤の活性をフェノタイプベースで評価
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特長
- PKD患者由来の細胞を使用し、フェノタイプベースで評価が可能
- 既存の医薬品の効果を検証済み
- 嚢胞形成の抑制、成熟した嚢胞の縮小など様々なアッセイフォーマットでサンプルの活性を検証可能
アッセイフロー
アッセイフォーマット
- Prevention Assay:細胞の播種直後にサンプルを添加し、嚢胞形成の抑制能を評価
- Reduction Assay:未成熟な状態の嚢胞にサンプルを添加し、嚢胞の成熟および拡大に対する抑制能を評価
- Attack Assay:成熟した状態の嚢胞に対してサンプルを添加し、嚢胞を縮小させるかどうかを評価
測定項目例
- 細胞数:Cell Titer Glo (CTG)
- 嚢胞数:Cyst Number (CN)
- 嚢胞面積:Total cyst Area (TA)
※オプション対応
- 細胞毒性:LDH release assay
- mRNAもしくは各種タンパク質の発現解析
データ例
図2. Tolvaptan (TOL) の評価データ
左図:細胞数および細胞毒性 (LDH:LDH release assay) を評価した。
中図、右図:嚢胞数 (CN:Cyst Number) 及び嚢胞の面積 (TA:Total cyst Area)を画像データから測定した。
CTG, CN, TAのいずれのパラメータにおいてTOLの濃度依存的な抑制作用が確認された。
なお、いずれもアッセイフォーマットとしてはPrevention Assayを用いた。
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