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Stromelysinを特異的に検出するキットストロメリシン検出ザイモ電気泳動キット

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メーカー名：有限会社ライフ研究所

泳動プレートの作成やバッファーの調整等の煩雑さからの解放！！
熟練の技を必要としない安定した泳動結果！！

[関連商品]

**研究・利用目的**
ゼラチンザイモ電気泳動キット	がん発症（転移）及び、治療の研究	MMP-2、ProMMP-2、 MMP-9、ProMMP-9、TIMPMMP-9（Pro）、TIMP- MMP-2（Pro）
ストロメリシンザイモ電気泳動キット	がん発症（転移）治療の研究	MMP-3、MMP-10、MMP-11
ヒアルロニダーゼザイモ電気泳動キット	がん発症（転移）治療の研究。不妊の研究、不妊因子の検査 A 群連鎖球菌等の感染症の研究。蛇毒・蜂毒・ムカデ毒・蜘蛛毒等の研究	ヒアルロニダーゼ、コンドリチナーゼ、他の硫酸多糖体分解酵素類
セリンプロテアーゼザイモ電気泳動キット	転移がんの研究、細菌感染による関節炎・循環器不全・腎不全・呼吸器不全・その他多臓器疾患等の研究	プラスミン、カイモトリプシン、膵臓由来エラスターゼ類
エラスターゼ検出ザイモ電気泳動キット	がん及び各種疾病の研究	マクロファ－ジ由来MMP-12（Pro）、白血球由来及び、膵臓由来エラスタ－ゼ等

背景

ストロメリシンは基底膜の組織骨格を構成しているIV型コラーゲン、プロテオグリカン、ラミニン、フィブロネクチン（細胞接着因子）等を分解する酵素(MMP）として知られています。更には種々の潜在型マトリックスメタロプロテアーゼ(proMMP)を活性化する性質を持っています。近年この酵素が生体内で癌細胞から大量に産生し、その結果組織崩壊が誘発され、他の部位の組織に腫瘍細胞が浸潤増殖するとの多くの研究が報告され、癌転移於ける有力な原因物質と目され各方面から注目されています。
これらの研究の実施にあたり、ストロメリシンの簡便確実な検出が重要になります。これまで、ストロメリシンの検出方法として、ウェスタンブロット電気泳動法、EIA法、ゼラチン又はカゼインザイモ電気泳動法が利用されていました。しかし、種特異性が高いため、検体の種類が限定される場合、又は検出感度が低く操作も煩雑である場合、更には検出感度が高く操作も簡便だけれども特異性に欠けるなど各方法それぞれ種々の問題点が指摘され、より簡便確実な分析方法が要望されていました。
本キット「ストロメリシン検出ザイモ電気泳動キット」は他のMMP郡を検出せずに微量なストロメリシンを特異的に検出、且つ種特異性に関係なくいずれの検体でも検出が可能です。また、本キットは泳動プレートの作成・各種使用バッファーの調整等の煩雑さからの開放、及び熟練の技を必要とせず安定した泳動が可能なように、特に吟味して開発された商品です。

使用目的

ヒト及び各種動物の血清・関節液・その他分泌液・血管・心筋・各器官組織または各種細胞及び細胞培養溶液に含まれている、ストロメリシンマトリックスプロテアーゼ(MMPs)の特異的な検出確認。

構成内容

構成品	内容量	入数
●ザイモ泳動ゲルプレート(12検体用)	110(W)×100(H)×1(t)mm	5プレート
●10×泳動用バッファー	150ml	1袋
●10×洗浄用A溶液	100ml	1袋
●10×洗浄用B溶液	100ml	1袋
●10×酵素反応用バッファー	25ml	1本
●サンプル調整用バッファー	5ml	1本
●タンパク質染色液	100ml	1袋
●使用説明書		1部

原理

本分析方法はSDS-電気泳動と酵素反応を組み合わせたストロメリシンの検出方法です。検出原理はゼラチンに親和性を有する酵素がゼラチンを含むゲル支持体上で電気泳動によって分離されます。その泳動ゲルプレートを、一定条件で酵素反応するとゼラチン分解活性を有する酵素はゲルに含まれているゼラチンを分解します。このプレートをタンパク染色することによって酵素分解された部分は染色されず透明になり、非分解部分は染色されますのでゼラチン分解活性を有する酵素を確認することができます。
この検出方法は感度が高く、ELISAによる免疫学的方法よりはるかに微量の酵素を検出する事が可能です。