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  • QuantSeq 3' mRNA-Seq V2 Library Prep Kit (FWD) with UDI[次世代シーケンサー用ライブラリー調製キット]

記事ID : 45054
研究用

多検体の網羅的な遺伝子発現解析に QuantSeq 3' mRNA-Seq V2 Library Prep Kit (FWD) with UDI
[次世代シーケンサー用ライブラリー調製キット]

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mRNA-seq用のcDNAライブラリを調製するキットです(イルミナ社次世代シーケンサーに対応)。本キットは、従来のcDNAライブラリ調整キットと異なり1つの転写産物の3'末端付近に対して1断片のみを逆転写するため、「コスト・時間・サンプルを選ばない・解析の容易さ」どの点においても優れています。

Version2より付属するUnique Dual Indices (UDI12, 特許取得済)を使用することで、よりシーケンスのミスリードを減らすことが可能になりました。UDI12ライブラリと旧UDIライブラリ(Version1)との変更点についての詳細はFAQをご確認ください。

  • Lexogen社 QuantSeq 3' mRNA-Seq Library Prep Kit (FWD)/(Version1)はこちら
  • Lexogen社 QuantSeq 3' mRNA-Seq Library Prep Kit (REV)はこちら
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    原理

    本キットは、1つの転写産物あたり1断片のみを作成するため、シーケンス解析の際にリード数を抑えることができます。これにより、解析コストの低減解析時間の短縮をすることができます。また、転写産物あたり1つの断片しか生成しないため、極めて正確な遺伝子発現値を得ることができます。解析データ数を減らせるうえに、シーケンスで読み取る配列の数(リード数)が減るためデータ解析が簡単になります。加えて、転写産物の3'末端付近のみを増幅するため、サンプル劣化による転写産物断片化の影響をほぼ受けません。そのため、FFPEサンプルなどのRIN 値※1や DV200 値※2の低い、劣化(断片化)したサンプルでもシーケンス可能です。
    よって、「コスト・時間・サンプルを選ばない・解析の容易さ」どの点においても優れています。

    ※1 RIN値:RNA分解の指標。1〜10段階で、1に近いほどRNAの分解が進んでいることを表している。
    ※2 DV200値:測定したRNA中に200塩基以上のRNA断片が存在する割合。数値が低いほどRNAの断片化が進んでいることを表している。

    LEX_191.24_fig1.gif

    図1. cDNAライブラリ作製-従来品との比較

特長

  • 4.5時間と短時間で 3' mRNA-Seq ライブラリを調製可能
  • サンプルあたりのリード数が少ないため、シーケンス及び解析のコストと手間を大幅に削減
  • 少量のインプット(Total RNA 1 ng)やFFPEサンプルのようなRIN値及びDV200値が低い(RNAの断片化が進んだ)サンプルでも解析が可能
  • Total RNAをインプットとして使用するため、poly(A)の濃縮やrRNAの排除が不要
  • 購入者には無償のデータ解析サービスを提供。詳細はこちら

ワークフロー

転写産物の3'末端付近のみを増幅するため、mRNAの精製やRNA断片化などの前処理が不要になります。さらに、ライブラリ調整も3ステップで終わるため、ライブラリ調整時間を大幅に短縮することが可能です。

また、キットに付属する分析コードを使用することで、PREP分のデータ解析をLEXOGEN社に依頼することができます。

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図2. 簡易ワークフロー/従来のcDNAライブラリ調整キットとの比較

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図3. ワークフロー詳細

性能

1. FFPE(RNAが断片化)サンプルでも解析可能

RNA断片化の少ない新鮮凍結 (Fresh Frozen; FF)サンプルと、DNA断片化が進んだホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)サンプルで一貫したデータを得ることができます。

LEX_191.24_fig4.png
図4. 凍結(FF)あるいはホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)したマウス脾臓サンプルから抽出したRNAを用いたシーケンスデータ
input RNA: 10ng, リード:1M
横軸は左から1cpm、5cpm、10cpm。
RIN値:3.7 (FF)、2.9 (FFPE)。DV200 values: 90% (FF) 、9% (FFPE)。

2. UDI12ライブラリによるデータ修正

Version2より付属するUDI12ライブラリ(特許取得済)を使用することで、シーケンスの読み取りミスの大部分を修正して解析データとして使用することができるようになります。従来品のIndex長が6塩基UDI(UDI6)と比較して、12塩基のUDI(UDI12)を使用することでシーケンスエラーの修正が可能になり約6.9%のリードをレスキューすることができるようになりました。

LEX_191.24_fig5.gif
図5. UDI12ライブラリによる解析エラーの修正

QuantSeq 3' mRNA-Seq V2 Library Prep Kit (FWD) with UDI 12 nt

PCR Add-on Kit

最適なPCRサイクル数を決定するために使用します。
品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
PCR Add-on and remaplification Kit V2 for Illumina, 96rxn詳細データ LEX 208.96 96 RXN
¥75,000

関連情報

【研究者が使ってみました! アプリケーションノート】

※旧UDIライブラリ(Version1)の使用によるリポートです。

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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