Transmembrane protein 106B (TMEM106B)は、274 残基からなる II型膜貫通タンパク質であり、後期エンドソームおよびリソソームに局在し、脳、心臓、甲状腺、副腎、精巣で最も多く発現しています。最近、TMEM106B のルーメン領域がヒト脳内でアミロイドフィラメントを形成することが発見され、そのフィラメントが TMEM106Bのアミノ酸残基120-254番から構成されていることが確認されました。
TMEM106Bフィラメントは、家族性タウオパチー、散発性タウオパチー、Aβアミロイドーシス、シヌクレイノパチー、TDP-43プロテイノパチーの患者の脳や健常な高齢者の脳で観察されましたが、若年者の脳では認められませんでした。
本抗体は、TMEM106Bのアミノ酸残基239-250番を抗原としたポリクローナル抗体です。神経変性疾患などの研究にぜひご活用ください。
※ご提供者:公益財団法人東京都医学総合研究所 長谷川 成人 先生
使用例
参考文献
- Schweighauser, M. et al. Nature (2022) 605, 310-314. PMID 35344985
Anti TMEM106B (239-250)
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Anti TMEM106B (239-250), Human (Rabbit) Unlabeled![]() |
CAC | TIP-TM-P01 | 100 UL |
¥50,000 |
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