Atlas Antibodies(アトラス)社では、Human Protein Atlas(HPA)プロジェクトで開発された研究用ウサギポリクローナル抗体を「Triple A ポリクローナル抗体」と称しています。Triple A ポリクローナル抗体は、Human Protein Atlasプロジェクトによりヒトプロテオームのマッピングに用いられています。各抗体は、正常および癌罹患ヒト組織に由来する708人のサンプルの IHC染色に使用されいて、訓練を受けた病理医が、すべてのIHC染色パターンの信頼性を評価しています。さらに、ICC-IFに基づく共焦点顕微鏡を用いて、選択された細胞株における細胞内分布パターンを研究しています。他に、Triple A ポリクローナルは、主にヒト組織の内因性タンパク質溶解物を用いたウエスタンブロット (WB) でも検証されています。
特長
特異性
Triple Aポリクローナルに用いられる抗原は独自の抗原設定ソフトウェアを使って、他のヒトタンパク質との同一性が限りなく低い 50〜150アミノ酸の Protein Epitope Signature Tag(PrEST)配列を選択・設計しています。
PrESTのコンセプトは、ポリクローナル抗体の産生に使用される場合に最高レベルの特異性を確保します。完全長の組換えタンパク質はオフターゲット結合のリスクを高めることがよくありますが、PrEST抗原は、他のタンパク質との局所的または局所的な配列同一性が高い領域を回避することにより、不要な特異性を効果的に低減します。
再現性
Human Protein Atlas を作成するためにスウェーデンのトップ科学者が開発した、Triple A ポリクローナル抗体は、一貫性を確保するために同じ標準化された製造プロセスを用いて製造されています。組換えPrEST抗原をアフィニティーリガンドとした独自の抗体精製プロセスにより、非常に高い再現性を実現します。新規生産ロットは既存ロットと並行して試験され、実際の実験室環境下での機能性とアッセイの再現性を確認しています。
汎用性
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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