Atlas Antibodies社の抗体はすべて、特異性と性能について厳密に評価されており、いくつかのアプリケーションで特徴づけられています。
第2段階のバリデーションである「Enhanced バリデーション」では、Nature Methods 誌に掲載された the International Working Group for Antibody Validation (IWGAV) のガイドラインに従って実施されています。Enhanced バリデーションの概念と抗体の特異性を保証するための方法がどのように採用されているかについては以下をお読みください。
技術情報
お客様が信頼できる高度に特性化された抗体の製造への取り組みAtlas Antibodies(ATL)社 抗体のバリデーション
抗体の特徴づけとバリデーション
抗原デザイン
私たちの抗体の場合、特異性はデザインから始まります。
抗体は、約50〜150アミノ酸の組換えヒトタンパク質エピトープシグネチャータグ (PrEST) に対して開発されています。PrEST配列は、他のヒトタンパク質との同一性が限りなく低くなるように設計されています。
タンパク質アレイ
特異性と純度は、364のヒト組換えタンパク質フラグメントに対するタンパク質アレイによって検証されます。
機能検証と特性評価
Atlas Antibodies社が提供するすべての Triple A ポリクローナル抗体、Precis A モノクローナル抗体は、正常および癌罹患ヒト組織の大半で、また細胞内レベルで、各アプリケーション (IHC、ICC-IF、WB等) での検証・特性評価がされています。各抗体には、これらの検証アッセイの結果を示す Human Protein Atlas上の多数の画像があり、それぞれに対し研究者による注釈が付けられています。IHCでは、44種類の正常組織と一般的な20種類の癌組織で評価されます。
抗体の承認
抗体特異性はさらに評価され、文献、バイオインフォマティクスおよびRNAシークエンシングデータを考慮した最終承認がなされます。
透明性
Atlas Antibodies社は、透明性とオープンアクセスが研究にとって極めて重要であると信じています。画像を含むすべての特性データは、AtlasAntibodies社および HumanProtein Atlas Webサイトで表示されています。多くの抗体サプライヤーとは異なり、抗体作製に用いられる正確な免疫原配列を提供します。
Enhanced Validation
抗体に対して常に実行される広範な検証と特性評価に加えて、アプリケーション固有の拡張検証を実行してます。Nature Methods 誌に掲載された the International Working Group for Antibody Validation (IWGAV) のガイドラインに従って実施されています。 ワーキンググループは、「一般的な研究応用に使用される抗体を検証するための最良のアプローチを策定し、抗体の再現性を保証するガイドラインを提供すること」を目的として、世界中の著名な研究者によって形成されました。WGAVは、アプリケーション固有の方法で使用される、抗体検証のための 5つの概念的な柱を提案しました。特定のアプリケーションで検証される抗体には、少なくとも1つの柱を使用する必要があります。 Atlas Antibodies社では、Human Protein Atlas の解釈に基づいて拡張検証を行います。
再現性
徹底したバリデーションを行うだけでなく抗体の再現性を確保することは極めて重要です。新ロットの抗体を使った実験でも同じ結果が繰り返し得ることができるように、新しいロットは前のロットと同等に機能しなければなりません。Atlas Antibodies社では、多数のサンプルセットで既存のロットと並行して新しい抗体ロットをテストします。
- 抗体の再現性を確保する方法について
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては
使用しないように、十分ご注意ください。