【商品詳細】
- 【01】TraPRではどうやって生物種に依存しない機能性small RNAの分離を可能にしているのですか?
- 【02】TraPRではどのようなRNAを単離できますか?
- 【03】TraPRはどんな微生物でテストされていますか?
- 【04】FFPEサンプルをTraPRに使用することはできますか?
- 【05】血漿のような、RNAの含有量が少ない生体液サンプルをTraPRに使用することはできますか?
- 【06】TraPRを使用するのに特別な装置は必要ですか?
- 【07】small RNAの精製に必要な追加試薬はありますか?
- 【08】TRIzolやシリカカラムを使った方法など、フェノール・クロロホルム抽出以外の方法でRISC画分からRNAを抽出することはできますか?
- 【09】TraPR Small RNA 単離キットで単離したsmall RNAはハイスループットスクリーニングに適していますか?
- 【10】ライブラリ調製にsmall RNAを使用する際、どのようにしてsmall RNAの有無を確認したらいいですか?
- 【11】Lexogen社のSmall RNA-Seq ライブラリ調製キットに、TraPR Small RNA 単離キットで単離したsmall RNAを使用する場合、アダプターの希釈率はどのように決めるべきですか?
- 【12】抽出したRISC画分は下流の生化学分析に使用できますか?
TraPRは、AGOタンパク質の高く保存された構造と生化学的な特性を活かしてsmall RNAやAGOタンパク質から成る、RNA-タンパク質複合体を特異的に単離しています。
TraPRではAGOタンパク質に関与しているすべての機能性small RNA(piRNA、siRNA、miRNA、scnRNA、RNAi-competent、tRNA断片)を単離することが可能です。
TraPRはA. thaliana、P. tetraurelia、O. sativa、M. esculenta、S. pombe、C. elegans、M. musculus、D. melanogaster、H. sapiensでテストされ、キットの有効性が検証済です。
いいえ、TraPRではsmall RNAやAGOタンパク質から成るRISC(RNA-タンパク質複合体)がnativeな状態である必要があるため、凍結サンプルおよびフレッシュなサンプルにのみ適しています。FFPEサンプルやRNAlaterで保存したサンプル、変性剤で処理したサンプルなどは、TraPRに適していません。
いいえ、ベンチトップ遠心分離機があれば他に特別な装置は必要ありません。その他必要な道具の詳細は、TraPR Small RNA 単離キットのUser Guideをご確認ください。
酸性フェノール、クロロホルム、イソアミルアルコール、エタノール、イソプロパノールは、別途お客様にご用意いただく必要がございます。詳細は、TraPR Small RNA 単離キットのUser Guideをご確認ください。
はい、お客様の任意のRNA抽出法をTraPR Small RNA 単離キットと併用することが可能です。
はい、TraPR Small RNA 単離キットで単離したsmall RNAは、生物学的研究やNGSでのアプリケーションにご使用いただけます。NGSのライブラリ調製においては、Lexogen社のSmall RNA-Seq Library Prep Kitをご使用いただくことを推奨しております。また、TraPR Small RNA 単離キットと、Small RNA-Seq ライブラリ調製キットとのセット品(品番:135.08、135.24)のお取り扱いもございます。
最終的に単離されたsmall RNAは、Nanodropやゲル染色等では確認できない場合がございます。Small RNAがTraPRへの特異性が高すぎるために、tRNAやrRNA、mRNA断片などの副生成物のコンタミネーションが無く、small RNAの最終抽出物には、正確に検出できるほど十分なRNAが含まれていない可能性がございます。ただし、お客様のサンプルにおいて特定のsmall RNAの存在が既知である場合は、RadiolabelingやqRT-PR等でsmall RNAを検出可能です。