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アルツハイマー病の原因タンパク質をLuminex xMAP技術を用いて同時測定！ INNO-BIA βアミロイド・タウタンパク質検出用免疫アッセイキット

メーカー名：Fujirebio Europe N.V. (Former INNOGENETICS N.V.)

INNO-BIA AlzBio3キットは、ヒト脳髄液中のβアミロイド(1-42)および総タウタンパク質、リン酸化タウタンパク質 (181P)を同時に測定するキットです。
INNO-BIA plasma Aβ formsキットは、血漿中の2種類のβアミロイド（1-42および1-40）を同時に識別して測定するキットです。

FAQあります！

背景

AD（Alzheimer’s disease, アルツハイマー病）は最も一般的な認知症であり、組織学的には、脳中で起こる細胞外のアミロイド斑の集積および細胞内の神経原線維変化という特徴を持っています。アミロイド斑は、主にアミロイド前駆体より切断されて生じる40または42アミノ酸からなるβアミロイドペプチドによって構成されています。神経原線維変化は、高度にリン酸化したタウタンパク質が重合して作られるPHF（paired helical filaments）と呼ばれる特徴的な繊維から構成されています。タウタンパク質は、脳内で6種類のアイソフォームが知られている細胞内タンパク質で、細胞死によって細胞外に放出されます。

本商品のアッセイは、Luminex社のxMAP技術による、専用のマイクロビーズを用いた免疫アッセイです。

INNO-BIA AlzBio3キット
ヒト髄液中のAβ（βアミロイド1-42）および総タウタンパク質、リン酸化タウタンパク質 (181P)を同時に測定し、ADの識別や研究課題の策定、早期診断、ターゲット・エンゲージメントの評価に有用な情報を与えます。
INNO-BIA plasma Aβ formsキット
血漿中のAβ1-42およびAβ1-40を同時に測定することにより、認知症のリスク評価の研究に用いられるAβ1-42/Aβ1-40比を算出することができます。

測定原理

INNO-BIA βアミロイド・タウタンパク質検出用免疫アッセイキットでは、（A）3種（Aβ1-42, T-tau, P-tau_181P）もしくは（B）2種（Aβ1-42 and Aβ1-40）の異なるアナライトをそれぞれの抗体が結合した蛍光ビーズのミックスにより選択的に捕獲します。ビオチン化した二次抗体を加え、さらにストレプトアビジン-PEを反応させます。1stレーザーによるPEの励起および2ndレーザーによる蛍光ビーズの励起により、混在しているそれぞれのマーカーを分類して定量することができます。

（A）

（B）

INNO-BIA AlzBio3

ヒト髄液中のAβ（βアミロイド1-42）および総タウタンパク質、リン酸化タウタンパク質 (181P)を同時に測定します。

※2018年3月末より構成品一部仕様が変更になった新ロット (#405221) になります。これまで3種類のコート済みビーズ (TAU,Aβ (1-42)、ｐTAU (181P)) がミクスチャーとして納品されていましたが、新ロットから別々のバイアルで納品されます。これにより、非特異的反応の除去、安定性の向上が見込まれます。通知書はこちら PDF