キット概要
CloneTracker™バーコード細胞標識キットには、数百万個の細胞をバーコード標識可能なレンチウイルス粒子が含まれており、あらゆる哺乳類細胞のゲノムDNAに安定して組み込むことが可能です。標識細胞は未標識細胞または異なる標識細胞のいずれかと共培養し、数世代後に固有のバーコード配列を増幅して配列決定することにより、各特定の集団からの細胞を同定および定量することができます。
CloneTracker™4-, 5-, 10-Barcode-Plus細胞標識キット
このキットには、シーケンスとバーコード特異的プライマーを用いたPCRおよびqPCRによる識別化が可能なユニークなバーコードで設計された4、5 または10個のコンストラクトが含まれています。コンストラクトにはユニークな配列を有するバーコードと、それぞれ異なるサイズの産物の増幅を可能にする共通のユニバーサルプライマー結合部位を含み、特定のバーコードで標識された集団をアガロースゲルまたはアナライザー上で同定することができます。さらに、各バーコードは、qPCRを用いたディファレンシャル増幅・定量を可能にする独自のqPCRプローブ配列を有しています。各キットには数百万の細胞標識用のパッケージ済みレンチウイルスバーコードコンストラクト 107 TU が含まれています。このバーコードコンストラクトにはピューロマイシン及び赤色蛍光タンパク質(RFP)マーカーが含まれており、ピューロマイシンのみを含むバーコードコンストラクトを含むキットも御座います。