チオール化オリゴヌクレオチドをワンステップで簡便に結合 OligoREADY™ 金ナノ粒子標識キット

OligoREADY™ 金ナノ粒子標識キットは、チオール化オリゴヌクレオチドを、5nm〜100nm の金ナノ粒子表面に高効率かつワンステップで標識するために最適化されています。

本製品には、ready-to-use の金ナノ粒子混合物が含まれており、活性化や時間のかかる「salt-aging」の手順は必要ありません。キットに付属している活性化金ナノ粒子とチオール修飾オリゴヌクレオチドを混ぜるだけの簡便なプロトコールです。オリゴヌクレオチドの標識は、追加のリンカーなしで、強力で安定的な金-チオール結合の形成によって標識されます。

• オリゴヌクレオチドを5nm-100nmの金ナノ粒子に標識可能
• 迅速かつ簡便なワンステップ標識
  （金ナノ粒子の活性化等の操作は必要ありません。）
• 時間のかかる「salt-aging」の手順不要
• リンカーなしで金表面に直接チオール-オリゴの標識が可能

3反応分（品番末尾-1）
OligoREADY™ 金ナノ粒子 (凍結乾燥) 3バイアル
- Sufficient for generation of 3 x 0.2 ml gold conjugate at OD=10

10反応分（品番末尾-2）
OligoREADY™ 金ナノ粒子 (凍結乾燥) 10バイアル
-Sufficient for generation of 10 x 0.2 ml gold conjugate at OD=10

チオール修飾オリゴヌクレオチドの還元（e.g. trityl-SS-Oligo）

1. 0.15M のリン酸ナトリウムバッファー（pH 8.5、0.1 M DTT 添加）を調製します。
   NOTE：pH は、オリゴヌクレオチドの適切な還元のために重要です。
2. 凍結乾燥されたオリゴヌクレオチドを水を用いて 500 μM の濃度で溶解します。
3. 溶解したオリゴヌクレオチド50μl を450 μlの リン酸ナトリウムバッファーと混合します。
4. オリゴヌクレオチドを還元させるために、室温で1〜2時間インキュベートします。
5. trityl-SH および DTT から還元オリゴヌクレオチドを分離します。（NAP 5 カラム、GE Healthcare社）
6. NAP 5 カラムから、水1 ml で、およそ25µM の濃度で溶出します。

チオールオリゴヌクレオチドを OligoREADY™ 金ナノ粒子に標識

1. 凍結乾燥されたOligoREADY™ 金ナノ粒子を740 µlの水で再懸濁します。
2. 1.5 ml マイクロ遠心チューブに移します。
3. 還元したチオール化オリゴヌクレオチド 160 μl （(25 µM (0.025 nmol/µl) in H2O）を加えます。
4. 1M NaCl 100μl を加えます。
5. 室温で少なくとも1時間インキュベートし、金ナノ粒子表面にオリゴヌクレオチドを結合させます。
6. オリゴヌクレオチド標識金ナノ粒子を30分間遠心し、ペレット化します。（金ナノ粒子のサイズに応じて、遠心スピードを調整してください。）
7. 上清を取り除きます。
8. 200μlの保存バッファーで再懸濁します。
   一般的な保存バッファー: 10 mM sodium phosphate buffer, pH 7.0, 100 mM NaCl and 0.01% (w/v) NaN3.
9. 分光光度計を用いて光学密度（OD）を測定します。 必要に応じてと濃度を調整します。
10. 4℃で保存してください。

詳細なプロトコールはこちらをご参照ください。

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金ナノ粒子商品情報

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