商品詳細:
1. デキストラン硫酸ナトリウム (DSS)を用いた大腸炎誘発剤について
2. 各デキストラン製品の溶解方法
1. デキストラン硫酸ナトリウム (DSS)を用いた大腸炎誘発剤について
用量範囲は 2 〜 3.5% DSS です。 これまでにDSSを用いた研究を行ったことがない場合は、数頭の動物を 2%、2.5%、および 3% DSS と何点か濃度を振って検証することをお勧めいたします。
DSS で実験を実行する場合、次の 3 つの重要なパラメータがあります。
1. 投与量
投与量の範囲は 2〜3.5% DSS です。
条件検討は1-1をご参照ください。
2. 研究動物の情報
実験動物の以下情報を明確にしておくことを強く推奨いたします。
・年齢
・性別
・マウスの系統
3. DSS投与時の条件
・与えている餌の種類
・動物が飲むDSS含有水の量
・動物の運動量
・光
・気温
・その他の室内条件
DSSを硬水に溶かすと、溶液が白濁したり沈殿することがあります。
このような問題が起こる場合は、溶かす水を軟水または超純水に変えることをお勧めいたします。
2. 各デキストラン製品の溶解方法
すべての高分子量デキストラン誘導体 (≥150 kDa) は、色素の有無にかかわらず、30 分間撹拌を続けながら 50℃に加熱すると可溶化します。
DEAE デキストランと CM デキストランは、撹拌を続けながら粉末を水に加える (水に粉末を加える、ではございませんのでご注意ください) とより早く溶解します。