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Q&A

記事ID : 45455

TDB社 デキストラン製品について

商品詳細:

1. デキストラン硫酸ナトリウム (DSS)を用いた大腸炎誘発剤について

1-1. 投与用量範囲を教えてください。

用量範囲は 2 〜 3.5% DSS です。 これまでにDSSを用いた研究を行ったことがない場合は、数頭の動物を 2%、2.5%、および 3% DSS と何点か濃度を振って検証することをお勧めいたします。

1-2. 実験する際に気を付けるべきパラメータはありますか。

DSS で実験を実行する場合、次の 3 つの重要なパラメータがあります。

1. 投与量
投与量の範囲は 2〜3.5% DSS です。
条件検討は1-1をご参照ください。

2. 研究動物の情報
実験動物の以下情報を明確にしておくことを強く推奨いたします。
・年齢
・性別
・マウスの系統

3. DSS投与時の条件
・与えている餌の種類
・動物が飲むDSS含有水の量
・動物の運動量
・光
・気温
・その他の室内条件

1-3. DSSが沈殿するのですが、どうすればよいでしょうか。

DSSを硬水に溶かすと、溶液が白濁したり沈殿することがあります。
このような問題が起こる場合は、溶かす水を軟水または超純水に変えることをお勧めいたします。

2. 各デキストラン製品の溶解方法

2-1. 高分子量のデキストラン誘導体 (≥150 kDa)

すべての高分子量デキストラン誘導体 (≥150 kDa) は、色素の有無にかかわらず、30 分間撹拌を続けながら 50℃に加熱すると可溶化します。

2-2. FITCイヌリンと青色デキストラン

FITC イヌリン、また場合によっては青色デキストランも、継続的に撹拌しながら 80℃ に加熱すると可溶になります。

2-3. DEAE デキストランおよび CM デキストラン

DEAE デキストランと CM デキストランは、撹拌を続けながら粉末を水に加える (水に粉末を加える、ではございませんのでご注意ください) とより早く溶解します。

2-4. 高い極性を持つ芳香族を分子内に含むデキストラン

高い極性を持つ芳香族を含む、分子量 1,000 kDa 以上のデキストラン誘導体は、撹拌を続けながら 50℃ に加熱することをお勧めします。
物質が溶けているように見えても、溶液中で目に見えない球状構造を形成することがありますのでご注意ください。


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