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技術情報

TdB Labs(TDB)社 デキストラン製品とその他の多糖誘導体製品の応用分野について

記事ID : 45146
研究用

蛍光pHインジケーター4. 蛍光pHインジケーター


蛍光色素は、pH の変化に反応して色を変える能力を持っています。これは生細胞のpH測定に利用することができます。細胞の pH の変化は、筋収縮、エンドサイトーシス、細胞増殖、アポトーシス、イオン輸送などのさまざまな生理的プロセスを反映している可能性があります(1)
蛍光 pH インジケーターは、単独で機能する色素、またはデキストランなどの高分子に結合した色素のどちらかです。蛍光デキストラン誘導体を使用する利点は、分子を特定の細胞内コンパートメントに蓄積できることです。微小電極技術と比較して、蛍光 pH インジケーターは空間サンプリング能力も優れています(1)。また、プローブとインジケーターのもう 1 つの利点は、細胞のタンパク質に結合しないことです(2)
FITC、TRITC、または Texas Red™ などの色素を含むデキストラン誘導体の使用が、近年、pH インジゲーターの分野で報告されています (3)。pHにおける応答が異なるFITC と TRITC (または Texas Red™)を単一のデキストランに組み合わせたものを使用することで、より正確な結果を得ることができます。

参考文献

  1. Han, J. & Burgess, K. Fluorescent indicators for intracellular pH. Chem. Rev. 110, 2709-2728 (2010).
  2. Takahashi, S. et al. Development of a Series of Practical Fluorescent Chemical Tools To Measure pH Values in Living Samples. J. Am. Chem. Soc. 140, 5925-5933 (2018).
  3. Weigert, R. (Ed.) Advances in Intravital Microscopy From Basic to Clinical Research. Springer Science. ISBN 978-94-017-9360-5. DOI 10.1007/978-94-017-9361-2. Heidelberg (2014).

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