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われわれは考えるとき亜鉛が必要なのだろうか?

Do We Need Zinc to Think?

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2003, Issue 182, pp. pe19, 13 May 2003
[DOI: 10.1126/stke.2003.182.pe19]

Yang V. Li, Christopher J. Hough, and John M. Sarvey*

*Departments of Pharmacology, Uniformed Services University of the Health Sciences, 4301 Jones Bridge Road, Bethesda, MD 20814, USA.
Corresponding author. E-mail: jsarvey@usuhs.mil

要約 : キレート可能なZn2+は、前脳の複数領域にある特定のグルタミン酸作動性ニュロンのシナプス小胞に存在し、神経活動の際に放出される。Zn2+は、リガンド依存性および電位依存性イオンチャンネルに対して様々な作用をするため、放出されたZn2+がシナプス伝達を調節できる可能性は高い。しかし、生理学的に重要なZn2+の作用は依然として明らかにされていない。改善されたZn2+感受性光プローブを利用した最近の研究により、シナプスから放出されたZn2+に関して、N-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)受容体機能の異シナプス性調節(heterosynaptic regulation)などのいくつかの興味深い作用、およびシナプス後ニューロンに入り様々なシグナル伝達系路を調節する可能性がある、シナプス間セカンドメッセンジャーとしての新しい役割が示唆されている。

Citation: Y. V. Li, C. J. Hough, J. M. Sarvey, Do We Need Zinc to Think?. Sci. STKE 2003, pe19 (2003).

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