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組織化された生命活動:細胞表面から基底膜まで

Organized Living: From Cell Surfaces to Basement Membranes

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2003, Issue 196, pp. pe34, 19 August 2003
[DOI: 10.1126/stke.2003.196.pe34]

Nancy J. Boudreau*

Department of Surgery, Box 1302, University of California San Francisco, San Francisco, CA 94143, USA.
*Contact information. Telephone, 415-206-6951; fax, 415-206-6997; e-mail, nancyjb@itsa.ucsf.edu

要約 : 細胞外マトリックス(ECM)蛋白質がインテグリン受容体に結合することで、上皮細胞の分化と生存に不可欠な細胞内シグナル伝達事象が開始される。しかし、これらのシグナルの伝播と処理もまた、ECMと接触した後に適切な三次元的な形態と極性を獲得する細胞に依存している。実際、ECMへの接着が維持されていても、引き続く細胞構成と極性が損なわれている場合は、上皮細胞は完全に分化することができず、アポトーシス刺激に対する感受性が亢進する。基底膜を再構築した三次元組織培養モデルを用いた研究から、組織構築が分化および生存に対して中心的な役割を果たしていることが示されただけでなく、この組織化、極性化表現型を獲得することによって、さもなくば正常な組織機能を損なうであろう多くの遺伝的な変化をいかに乗り越えているかが浮き彫りにされた。

N. J. Boudreau, Organized Living: From Cell Surfaces to Basement Membranes. Sci. STKE 2003, pe34 (2003).

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