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いかだと流水(膜微小ドメインと浸透圧)
Of Rafts and Moving Water
Sci. STKE, Vol. 2003, Issue
199, pp. pe36, 9 September 2003
[DOI: 10.1126/stke.2003.199.pe36]
David M. Cohen*
Division of Nephrology and Hypertension, Department of Medicine, and Department of Cell and Developmental Biology, Oregon Health & Science University and Portland Veterans Affairs Medical Center, Portland, OR 97239, USA.*Corresponding author. Telephone, 503-220-8262 x56654; fax, 503-721-7810; e-mail, cohend@ohsu.edu
要約 : 張度の変化に対して迅速に応答できる能力は、細胞および生物個体が生存する上で不可欠である。浸透圧ストレスセンサは、まだ解明が始まったところである。その例として、異種系における発現クローニングの結果により、GAP43が低張性の末梢神経系センサの構成要素であることが示された。これらの結果は、脂質ラフト、プロテインキナーゼC、ホスホリパーゼC-δファミリーの役割と併せて、細胞の浸透圧ストレスに対する応答との関連で議論されている。また、カルシウムも浸透圧ストレス応答に関与するが、それにはイノシトール3リン酸受容体を介して放出される細胞内カルシウムおよび、TRPV4(TRPファミリーの一つ)を介して輸送される細胞外カルシウムが共に寄与すると考えられている。
D. M. Cohen, Of Rafts and Moving Water. Sci. STKE 2003, pe36 (2003).