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リーリンは神経筋接合部におけるシナプス除去に対する答えか?

Is Reelin the Answer to Synapse Elimination at the Neuromuscular Junction?

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2003, Issue 205, pp. pe45, 21 October 2003
[DOI: 10.1126/stke.2003.205.pe45]

Ben Chih and Peter Scheiffele*

Department of Physiology and Cellular Biophysics, and Center for Neurobiology and Behavior, Columbia University, New York, NY 10032, USA.
*Corresponding author. E-mail: ps2018@columbia.edu

要約 : 発達期の成熟神経回路の形成には、活動依存性の過程による多数のシナプスの除去が関与している。最近の研究から、細胞外マトリックスタンパク質リーリンを欠損しているリーラー変異マウスにおいて、神経筋接合部におけるシナプス除去が障害されていることが示唆されている。この過程で、リーリンは、中枢神経系のリーリンシグナル伝達を介する細胞質因子であるDisabled 1に依存しない、予想外のタンパク分解機構を通して作用する。このパースペクティブでは、神経筋接合部における活動依存性のシナプス除去という枠組みの中で、リーリン機能の考えられるモデルを議論する。

B. Chih, P. Scheiffele, Is Reelin the Answer to Synapse Elimination at the Neuromuscular Junction?. Sci. STKE 2003, pe45 (2003).

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