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シグナル伝達経路を用いて腫瘍に対する免疫寛容を克服する

Using Signaling Pathways to Overcome Immune Tolerance to Tumors

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2004, Issue 241, pp. pe28, 13 July 2004
[DOI: 10.1126/stke.2412004pe28]

Edgar G. Engleman1,2*, Joshua Brody1, and Luis Soares2

1Department of Pathology, Stanford University School of Medicine, Stanford, CA 94305, USA.
2Department of Medicine, Stanford University School of Medicine, Stanford, CA 94305, USA.
*Corresponding author. E-mail: edengleman@stanford.edu

要約 : 腫瘍が免疫系を回避する能力は、Tリンパ球が腫瘍抗原を認識して応答することができないことに起因すると考えられる。このT細胞の応答の欠除は、樹状細胞が抗原を適切な状況で提示しないことによる可能性があり、そのためT細胞は、刺激されて免疫応答を起こすのではなく、腫瘍抗原に対して免疫寛容になる可能性がある。腫瘍に関連する樹状細胞が抗原を効果的に提示できないのは、腫瘍環境中の阻害因子に起因する可能性がある。最近の実験から、Toll様受容体(TLR)リガンドを投与すると樹状細胞の活性化および成熟が促進され、それにより腫瘍抗原に対するT細胞の免疫寛容の克服が促される可能性があることが示唆される。そのような方法が臨床的に実現可能であるかどうかはまだ分からない。

E. G. Engleman, J. Brody, L. Soares, Using Signaling Pathways to Overcome Immune Tolerance to Tumors. Sci. STKE 2004, pe28 (2004).

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