拡がるIκBの核内での役割

Expanded Nuclear Roles for IκBs

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2004, Issue 254, pp. pe48, 12 October 2004
[DOI: 10.1126/stke.2542004pe48]

Paul W. Bates and Shigeki Miyamoto*

Department of Pharmacology, University of Wisconsin-Madison Medical School, 301 Service Memorial Institute, 1300 University Avenue, Madison, WI 53706, USA.
*Corresponding author. Telephone, 608-262-9281; e-mail, smiyamot@wisc.edu

要約 : I kappa B(IκB)は当初、転写因子であるNF-κBのDNA結合と核移行を阻害する因子として同定された。しかし最近では、IκBファミリーのメンバーは、NF-κB依存性転写の制御に核内で直接的に関与することが立証されている。IκBαやIκBβなどの一部のIκBタンパク質は、核内でNF-κB複合体の濃度を調節することによって、転写を制御する。その他のIκBタンパク質、たとえばIκBζやBcl-3などは、遺伝子プロモーター部位で転写複合体を形成することによって、直接的に転写を活性化する。このようにIκBタンパク質は、種々の細胞外シグナルによる刺激を受けた後、NF-κB依存性転写の制御において核内で重要な役割を果たす。

P. W. Bates, S. Miyamoto, Expanded Nuclear Roles for IκBs. Sci. STKE 2004, pe48 (2004).

英文原文をご覧になりたい方はScience Signaling オリジナルサイトをご覧下さい

英語原文を見る