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Ryk:もう1つの異端Wnt受容体は規範に逆らう

Ryk: Another Heretical Wnt Receptor Defies the Canon

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2004, Issue 263, pp. pe54, 14 December 2004
[DOI: 10.1126/stke.2632004pe54]

Benjamin N. R. Cheyette*

Nina Ireland Laboratory of Developmental Neurobiology, Department of Psychiatry, and Center for Neurobiology and Psychiatry, University of California, San Francisco, CA 94143?2611, USA.
*Corresponding author. E-mail: bc@lppi.ucsf.edu

要約 : Wnt受容体として機能するタンパク質の数は増加しつつあり、Rykはこのグループで最も新しいメンバーの1つである。Wntは胚形成、癌、神経の発達および可塑性に関与するため、細胞外Wntリガンドが膜貫通型受容体と相互作用して細胞内シグナル伝達カスケードを活性化する仕組みの解明は、生物学やヒトの疾患にとって幅広く重要である。受容体チロシンキナーゼ様タンパク質であるRykについて、標準的および非標準的Wntシグナル伝達における機能と性質が解明され始めている。生化学的研究や遺伝学的研究から、RykとFzの細胞外領域は相互リガンド結合ドメインを形成し得ることが明らかとなっている。Rykが他のWnt結合タンパク質とも同様の複合体を形成し得るのかどうかはまだ分からない。多岐にわたる膜貫通型タンパク質が交互に結合し、ヘテロメリックなWnt受容体複合体を形成し得るとすれば、標的細胞において、驚くほど多様なシグナル伝達反応がこれらのタンパク質の異なる発現様式や局在化に仲介されている可能性がある。

B. N. R. Cheyette, Ryk: Another Heretical Wnt Receptor Defies the Canon. Sci. STKE 2004, pe54 (2004).

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