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優柔不断の強み:より良好な細胞運命決定のための振動現象

The Strength of Indecisiveness: Oscillatory Behavior for Better Cell Fate Determination

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2004, Issue 264, pp. pe55, 21 December 2004
[DOI: 10.1126/stke.2642004pe55]

Galit Lahav*

Department of Systems Biology, Harvard Medical School, 200 Longwood Avenue, Boston, MA 02115, USA.
*Contact information. E-mail: Galit_Lahav@hms.harvard.edu

要約 : 振動現象は、多くの細胞応答で非常に頻繁にみられる。最近、細胞ストレスに対する応答に関与している2つの経路、すなわちp53シグナル伝達経路と核因子kappa Bシグナル伝達経路が振動現象を示すことが明らになった。一見したところ、この種のシグナル伝達経路が振動を必要とする理由はないように思える。最近の単一細胞での研究では、振動現象を利用することにより、シグナルの存続を繰り返し検知できる可能性のあることが示されている。振動は、細胞運命に関する最終決定を下す前に、細胞にシグナルを何度も周期的に評価した結果を統合させることによって、細胞応答の感度と柔軟性を高め、それにより早まった決定を下すリスクを低減させると私は考えている。

G. Lahav, The Strength of Indecisiveness: Oscillatory Behavior for Better Cell Fate Determination. Sci. STKE 2004, pe55 (2004).

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