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1つのニューロンに複数の受容体:嗅覚の暗号化は複雑さを増す?

One Neuron?Multiple Receptors: Increased Complexity in Olfactory Coding?

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2005, Issue 285, pp. pe25, 24 May 2005
[DOI: 10.1126/stke.2852005pe25]

Marc Spehr and Trese Leinders-Zufall*

Department of Anatomy and Neurobiology and Program in Neuroscience, University of Maryland School of Medicine, 20 Penn Street, Baltimore, MD 21201, USA.
*Corresponding author. E-mail: tlein001@umaryland.edu

要約 : 嗅覚(匂いの感覚)は、構造の極めて多様な分子の検出を担っている。このように多様な刺激を正確に認識するには、膨大な受容体のレパートリーが必要である。この機能上の難題は、すべてヘテロ三量体GTP結合タンパク質(Gタンパク質)共役型受容体のスーパーファミリーに属する多数の匂い感知受容体が同時発現することによって対処されている。過去10年以上にわたって実施された研究によって、個々の嗅神経細胞はそれぞれ単一の嗅覚受容体のみを発現することが推測され、その結果、「1受容体‐1嗅神経細胞」仮説が生み出されている。この概念は、簡潔であるため魅力的であり、嗅覚の暗号化に関するモデルの根拠となっている。しかし、ショウジョウバエ(Drosophila)に関する最近の報告では、このルールに対するいくつかの例外が明らかにされている。このような例外は、嗅覚の暗号化の論理に重大な影響を及ぼす可能性がある。

M. Spehr, T. Leinders-Zufall, One Neuron?Multiple Receptors: Increased Complexity in Olfactory Coding?. Sci. STKE 2005, pe25 (2005).

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