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シクロフィリンD:死の扉を叩く

Cyclophilin D: Knocking On Death’s Door

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2005, Issue 287, pp. pe26, 7 June 2005
[DOI: 10.1126/stke.2872005pe26]

Michael D. Schneider

Center for Cardiovascular Development, Departments of Medicine, Molecular and Cellular Biology, and Molecular Physiology and Biophysics, Baylor College of Medicine, Houston, TX 77030, USA.
*Corresponding author. E-mail: michaels@bcm.tmc.edu

要約 : 最近の2つの遺伝学的研究から、ミトコンドリア膜透過性遷移孔の構成要素であるシクロフィリンDが、カルシウム、活性酸素種、心虚血再灌流障害によって誘導される細胞死において重要な役割を果たすことが明らかになった。シクロフィリンD欠損マウスは、正常に発達したが、冠動脈結紮および再灌流後の梗塞のサイズが小さかった。そのノックアウトマウスに由来する細胞は、過剰なカルシウムおよび過酸化水素によって誘導される細胞死に対して抵抗性を示したが、X線照射、スタウロスポリン、腫瘍壊死因子α、あるいはアポトーシス誘導タンパク質の強制発現により誘導される細胞死に対しては抵抗性を示さなかった。これらのデータから、アポトーシスとネクローシスの細胞死の関連性についての疑問が提起される。またこれらのデータにより、シクロフィリンDが心筋梗塞の治療標的となりうることが強調された。

M. D. Schneider, Cyclophilin D: Knocking On Death’s Door. Sci. STKE 2005, pe26 (2005).

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