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苦難は人を強くする:プレコンディショニングの分子機構

That Which Does Not Kill You Makes You Stronger: A Molecular Mechanism for Preconditioning

Perspectives

Sci. STKE,Vol. 2005, Issue 291, pp. pe34, 5 July 2005
[DOI: 10.1126/stke.2912005pe34]

Jonathan E. McDunn and J. Perren Cobb*

Cellular Injury and Adaptation Laboratory, Departments of Surgery and Genetics, Washington University School of Medicine, St. Louis, MO 63110, USA.
*Corresponding author. Cellular Injury and Adaptation Laboratory, Washington University School of Medicine, Campus Box 8109, CSRB 3366, 660 South Euclid Avenue, St. Louis, MO 63110, USA. Telephone, 314-747-0057; fax, 314-362-7474; e-mail, cobb@wustl.edu

要約 : 亜致死的なストレスによるプレコンディショニングは、まだ解明されていない機構を介して、ストレスに続く損傷やアポトーシスから細胞を防御することができる。このようなストレスの多くは、ストレス顆粒、すなわち熱ショックタンパク質とともに翻訳が停止したmRNAや種々のmRNA結合タンパク質を含む一過的な細胞質集合体の形成を促進する。最近の研究では、腫瘍壊死因子受容体1シグナル伝達に必要なアダプタータンパク質であるTRAF2が、ストレス顆粒内に隔離されることによって、亜致死的ストレスによるプレコンディショニングの基礎となる可能性が示唆されている。

J. E. McDunn, J. P. Cobb, That Which Does Not Kill You Makes You Stronger: A Molecular Mechanism for Preconditioning. Sci. STKE 2005, pe34 (2005).

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