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R7BP:脳におけるGタンパク質、RGSタンパク質、核内シグナル伝達の間の驚くべき新たな関連性

R7BP: A Surprising New Link Between G Proteins, RGS Proteins, and Nuclear Signaling in the Brain

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2005, Issue 294, pp. pe38, 26 July 2005
[DOI: 10.1126/stke.2942005pe38]

John R. Hepler*

Department of Pharmacology, Emory University School of Medicine, Atlanta, GA 30322-3090, USA.
*Contact information. E-mail: jhepler@emory.edu

要約 : Gタンパク質シグナル伝達の調節因子(RGSタンパク質)は、脳などの組織においてGタンパク質アルファ(Gα)サブユニットに直接結合し、神経伝達物質受容体シグナル伝達の強さ、持続時間および正確さを決定する。最近の研究により、全く予想されなかったことであるが、RGSタンパク質のひとつのクラス[Gβ5に結合するR7サブファミリー(R7-Gβ5)]が、新規のシャトルタンパク質R7BPの助けを受けて、細胞膜と核の間を行き来することが示されている。R7BPは、R7-Gβ5に直接結合し、このタンパク質複合体は、R7BPに脂質のパルミチン酸が付加されることによって細胞膜につながれる。パルミチン酸が外れると、R7BP?R7-Gβ5複合体は核に移行するが、これは通常のシグナル伝達機能とは異なる目的であると考えられる。これらの発見により、神経伝達物質シグナル伝達を調節する全く新しいメカニズムが示唆される。すなわち、R7BPが細胞膜の受容体およびGタンパク質から核へ直接シグナルを伝達し、この細胞膜−核間のシャトルはR7BPの可逆的なパルミトイル化により制御される。

J. R. Hepler, R7BP: A Surprising New Link Between G Proteins, RGS Proteins, and Nuclear Signaling in the Brain. Sci. STKE 2005, pe38 (2005).

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