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p19rasはMdm2によるp73の調節に新展開をもたらす

p19ras Brings a New Twist to the Regulation of p73 by Mdm2

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2006, Issue 337, pp. pe24, 30 May 2006
[DOI: 10.1126/stke.3372006pe24]

Kelly Lynn Harms and Xinbin Chen*

Department of Cell Biology, University of Alabama, Birmingham, AL 35294, USA.
*Corresponding author. E-mail, xchen@uab.edu

要約 : p53はヒトのがんで最も頻繁に変異が認められる遺伝子である。今日では、p53ファミリータンパク質のp63とp73が、がん抑制に加えて発生にも重要な役割を果たしていることが知られている。p63とp73がヒトのがんで変異していることは稀なので、p63とp73を活性化させるシグナル伝達経路を理解することは、p63とp73によって調節される発生過程の解明に役立つだけでなく、p63とp73の活性をがんの治療に利用する方法への洞察を生み出すかもしれない。最近の研究では、p19rasと呼ばれるc-H-rasの選択的スプライシングフォームは、E3ユビキチンリガーゼMdm2が関与する機構を介してp73βを正に調節する因子であることが示された。これまで未確認であったこの調節法の意味をがん抑制の観点から議論し、p53およびp63にまで拡張する。

K. L. Harms, X. Chen, p19ras Brings a New Twist to the Regulation of p73 by Mdm2. Sci. STKE 2006, pe24 (2006).

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