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転写複合体のプロリンリッチ領域:多くの方向に向かう
Proline-Rich Regions in Transcriptional Complexes: Heading in Many Directions
Sci. STKE, 16 January 2007 Vol. 2007, Issue 369, p. pe1
[DOI: 10.1126/stke.3692007pe1]
Victor Neduva and Robert B. Russell*
European Molecular Biology Laboratory, Meyerhofstrasse 1, 69117 Heidelberg, Germany.*Corresponding author: E-mail, russell@embl.de
要約 : 今日では、多くのタンパク質複合体が知られているが、それぞれの要素がどのように働くかということは正確にはほとんどわかっていない。バイオインフォマティクスとジーントラップしたマウスクローンの分析を組み合わせることで、Enkhmandakhらは、哺乳類の頭部形成において中心的な役割を果たすLdb1転写複合体の重要な要素であるSsdp1の一部のモジュール機能を推定することができた。Ssdp1のプロリンリッチモジュールは、おそらくトランス活性化に関与し、この領域は極めて可動性であり、異なる種の異なるタンパク質中に見出される。この結果は、重要な生物学的プロセスにおけるタンパク質の不規則または乱雑な部分の役割だけでなく、複合体の構成におけるタンパク質モジュール構造の重要性をはっきりと示すものである。
V. Neduva, R. B. Russell, Proline-Rich Regions in Transcriptional Complexes: Heading in Many Directions. Sci. STKE 2007, pe1 (2007).