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CARD-Bcl10-Malt1シグナロソーム:NF-κBとの失われたリンク

CARD-Bcl10-Malt1 Signalosomes: Missing Link to NF-κB

Perspectives

Sci. STKE, 1 May 2007 Vol. 2007, Issue 384, p. pe21
[DOI: 10.1126/stke.3842007pe21]

Elmar Wegener and Daniel Krappmann*

GSF--National Research Center for Environment and Health, Institute of Toxicology, Ingolstadter Landstrasse 1, D-85764 Neuherberg, Germany.
*Corresponding author. E-mail, Daniel.Krappmann@gsf.de

要約 : CARD11(CARMA1)、Bcl10、Malt1は、抗原認識に応答した核因子NF-κBの活性化に必要である。当初、マウスを用いた遺伝子破壊実験により、リンパ球特異的なCARD11-Bcl10-Malt1複合体の役割が指摘された。ところが、より最近になって、保存されたBcl10-Malt1複合体が、異なるCARDの足場タンパク質と相互作用して異なる細胞種のさまざまな受容体をNF-κBシグナル伝達と関連づけることを示唆する強力な証拠が出現してきた。CARD10(CARMA3)-Bcl10-Malt1シグナロソームは、Gタンパク質共役受容体(GPCR)シグナル伝達と炎症誘発性NF-κB活性化とのリンクとして機能する。さらに、樹状細胞におけるNF-κBに対するデクチン-1誘導性の抗菌応答はCARD9-Bcl10-Malt1に依存する。これらの結果は、CARD-Bcl10-Malt1シグナロソームが、自然免疫応答や適応免疫応答だけでなく、GPCRシグナル伝達を標準的なNF-κB経路と関連づける中心的な調節因子であることを示唆する。

E. Wegener, D. Krappmann, CARD-Bcl10-Malt1 Signalosomes: Missing Link to NF-κB. Sci. STKE 2007, pe21 (2007).

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